私の後輩は敬意というものを知らないようで【短編集】

１１. 吹奏楽コンクール(1) ページ12

今日は、吹奏楽コンクールの本番でした!!

そのときの、後輩共との話などを書いていきます←

※注意……このコンクールシリーズでは、題名に沿わない内容がありますが、
ご了承ください←



×+×+×+×+×+×+×+×+×+×+×+×+×+×+×



朝、くっそ早い集合時間に来て、
１時間後くらいの話です←

音楽室で、合奏中のこと。



先生「自信は"つくもの"じゃない!! "持つもの"なんだ!!!」


……先生。

そこまで熱もって話さなくても聞こえますが……←


先生「その自信は、もしかしたら廊下に落ちているかもしれない!! はたまたすぐ側に落ちているかもしれない!!」


……落ちてねぇわ。


先生「それを探し出してこそ、金賞に繋がるんだ!!!」


……あぁ、そうですか。

朝は集中力に欠けるので、早く休憩時間か欲しい……

眠いし、喉乾くし、腹減った←

先生、わたしのじとーっとした目に気がついたのか、
時計を見てため息をついた。


先生「……あぁぁ、もうこんな時間か……じゃあ休憩15分とっていいよ」


いよっしゃああぁ!!!

……とか心の中でも考えつつも、冷静沈着なふりをしてお茶をがぶがぶ飲んでいると、

あの噂の後輩共が慌てたように廊下へ飛び出していきまして。


……は？

みたいなw


わたしも追いかけてみました←



愛衣「おーぃっ、圭矢くんっ、夜瑠くんっ、汐音ちゃんっ!!」

汐音「え……先輩も探しに来たんですか？」

愛衣「……え、何を!?」



すると夜瑠くん、爆笑しつつ、一言。


夜瑠「いや、先生が"自信"は落ちてるって言ってたからw 汐音が、探そう!! ……って言い出しましてww」



……いやいやいや。



あれは、先生がふと思いついただけの比喩表現だから。



落ちてるわけ、ないわ!!!



×+×+×+×+×+×+×+×+×+×+×+×+×+×+×



後々、汐音ちゃんが半泣きで


汐音「先輩……先生って嘘つきだったんですね……"自信"落ちてませんでした……」



いや、もし落ちてあったらどんなのなの!?

自信、って書いてある紙!?

光の玉みたいなの!?



自信が形になるわけないわぃ!!!

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