【呪術廻戦】 未知の呪物を取り込んでしまった…3

＃46　女子同士の戯れ ページ33

『んでも、Aにしてはちょっとデザインがセクシー過ぎない？』


『そかな？』


そんな会話が聞こえてきて、思わず目を見開く４人。とは言っても、その後の反応は4者4様ではあるのだが…。


顔を赤くして何故か顔を逸らす虎杖。わずかに目を見開いた後、また素面に戻る伏黒。Aの姿を想像したのか、頭を抱える狗巻。そして、あからさまに目をキラキラさせる五条。


会話は尚も続く。


『こら、ちょっとA！！その寝転がり方はやめなさい！！下着丸見えでそっちのほうがよっぽどはしたないわよ！？』


『え〜、自分の部屋だからいいと思うんだけどな…。だってここには真希さんと野薔薇しかいないもん。2人になら、別に見られてもいいし、下着ぐらい』


『あんたはよくてもアタシがよくねえよ！何なの同性のアタシをドキドキさせてそんなに満足なの！？こっちはあんたのえろ可愛さにぶっ倒れそうなんですけど！？襲われたいの！？』


「えろかっ…なななな何言ってるの！？ち、違うよ、そんなんじゃなくて…」


『おい野薔薇落ち着け。…Aもその格好やめろ。心臓に悪ぃからよ』


盗聴されていることに気付かず、そんなことを口にする3人に、聞いてる者も顔を赤らめる。…五条を除いて。




真希の仲裁で落ち着いた野薔薇と、彼女の爆弾発言に頬を赤くするA。指摘された通り寝っ転がるのをやめて正座しているわけだが。


「いい？まかり間違っても、そんな格好を野郎どもに見せたらダメよ？あいつら絶対鼻血出して失神するから。…分かった！！？」


「はいいいっ！！」

鬼のような形相でそう詰め寄られたら、肯定するしかなくなる。
人前でだらしない格好をしてはいけないということだろう。親しき中にも礼儀あり、と言うし、ちゃんとしなくちゃいけないということだろう。


そう勝手に解釈し、独り言ちるAを見て、釘崎がジト目になった。


「…その顔つきからして、アタシの言いたいこと全然伝わってないっぽいわね。Aのバカ、バカバカ、オタンコナス」


「す、凄い罵られてる！？」


「凄くむしゃくしゃするから、これはもうAを虐めて発散するしかないわ」


「それは私が理不尽過ぎない？発想がこわ……うひゃんっ！？」
突如として、Aが変な声をあげる。当然だ、釘崎に、急にくすぐられたのだから。

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