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#34 別々の任務 ページ44

その後の試合ではAが謎に(とは言っても“眼”を使ったのでかなりズルだが)ホームランを打ち、他のメンバーの活躍もあって、京都校との交流会で勝利を収めることができた。





交流会から数日が経ったある日のこと。

日付も場所もバラバラだというのに同じ状況で死んだ3人が、同じ中学校を卒業していたということが分かり、虎杖・伏黒・釘崎の3人が調査することとなったのだ。


勿論、Aも付いていくつもりだったのだが…

「あっ、Aにはちょっと別の任務に言ってもらうよ」と、五条に引き留められてしまったわけで。


話を聞いたところ、今はもう廃校となって使われていない古びた中学校があり、そこに肝試しに行った子供たちが帰ってこないのだとか。


窓の情報からしてもおそらく呪霊は、1級、下手すればそれ以上である可能性も高いらしい。
1年生が、それも1人で受けるにしてはあまりにもきつすぎる任務、それがなぜAに回ってきたのか。

それはもちろん――――――


≪私が協力すればいいんでしょう。…はぁ、あのくそ野郎が持ってきた任務だと考えると、死ぬほど気が進まないけど≫


終焉の呪にして呪いの女神、瑠璃がAの中には存在しており、しかもAに非常に協力的ときた。こーんなおいしい状況、五条悟が見逃すわけがない。


「と、いうわけで!!危なくなったら瑠璃?と代わってぴょぴょいとやっつけちゃって〜」



1級だろうが特級だろうが、Aを傷つけようとする者に対しては、皆等しく瑠璃の氷の制裁が降り注ぐ。



それこそ死よりも恐ろしい氷点下地獄が待っているので、もはや呪霊の方がかわいそうになってくるレベルなのである。


「結構過酷な任務だし、惨い光景を見ることになるかもしれない。――それでも大丈夫かい?」


目隠しをしていたのでどんな表情をしているのかは分からない。でも少なくとも、その声音はいつもの彼らしくない、真剣なものだった。


Aは小さく息をのみ、しばらく黙り込んで。

「出来ます。…ううん、やります」

――蒼碧の瞳に決意の光を宿し、しっかりと頷いて見せたのだった。


「…分かった。――よしよし、可愛いね」

頭をなでられ、今の会話に果たしてどこに可愛い要素があったのか、訳が分からずAは目を白黒させる。

≪気安く触るんじゃないわよ!!≫


―――――そして案の定、瑠璃の怒鳴り声が響く。

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ゆきのふ(プロフ) - めちゃくちゃ分かります、私もしれっと挟まりたいです… (2021年3月6日 14時) (レス) id: 02cc0a4dd4 (このIDを非表示/違反報告)
- 棘先輩と全力抱きしめ(助走付き)羨ましい…!棘先輩も夢主も羨ましい…!!間に挟まれたい…← (2021年3月6日 13時) (レス) id: df01ca2639 (このIDを非表示/違反報告)
安仙任(プロフ) - ありがとうございます!応援しています! (2021年1月6日 12時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきのふ(プロフ) - 安仙任さん» 少し先になってしまうかもしれませんが、やってみますね!! (2021年1月5日 22時) (レス) id: 2041975419 (このIDを非表示/違反報告)
安仙任(プロフ) - ストーリーでお願いします(。。) (2021年1月5日 22時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきのふ | 作成日時:2021年1月4日 13時

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