No6 ページ7
朝になってもあいつは戻ってこなかった
あいつの横に置いてあった参考書に手をかけパラパラと見てみる
｢はっ…小学校から高校までの猿でもわかる参考書って…まじ馬鹿なんだな｣
ガラッ
扉が開く音がした
あいつが帰ってきたのだろう
｢おせーな、なにしてやが…っえ｣
｢よ！爆豪！｣
｢おはよう爆豪くん｣
｢おっは〜！大丈夫爆豪君｣
｢お前が怪我するなんてな｣
｢かっちゃん！｣
｢(うっせーのが来やがった)｣
切島、麗日、飯田、轟、クソナード
｢あまり大勢で来ては病院に迷惑をかけると思ってな！代表の数人でこさせて頂いた｣
｢ここに果物置くな後でたべろよ！｣
｢あたし剥いてあげる〜｣
｢余計なことすんなそんくらい出来るわ！｣
｢利き腕怪我してどうやって剥くんだ｣
｢かぶりつくわ！！｣
｢無理だよかっちゃん…｣
｢うっせー！クソナードが！！！｣
｢うるさいのはあなたですよ爆豪さん｣
病室に響いたのは女性の声
｢少しいいですか｣
目の前のベットに移動をしシーツなどを整えると後から移動用のベットに運ばれてきたあいつがいた
顔色はだいぶ良くなっているようだが酸素ボンベが付いていて顔がうまく見えない
カーテンが閉められ看護師たちは出ていった
しかし爆豪は1人の看護師に声をかけた
｢あの、あいつ…大丈夫…なのか｣
｢今のところ心配はないわ…けど安静第一だけどね｣
｢そう…っすか｣
看護師は部屋をあとにするとクソナードが声をかけてきた
｢かっちゃん、その…今の子って｣
｢あ"？…ただ単に病室が同じだけだ｣
｢って感じしなかったけどね〜〜｣ニヤニヤ
｢何のことだよ｣
｢恋しちゃったぁ？｣
｢んなわけあるかぁぁぁあ！！！｣
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作者名：テララ | 作成日時：2017年8月9日 16時
