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No10 ページ11
『飴…あめ、…ごー…ゆー…勝』
｢勝って感じは｢かつ｣の他に｢しょう｣とも読むんだよ｣
『ふむ』
｢書き取りしとけ、そしたら覚える｣
『なるほど！！』
鉛筆を持ちながらベットに付けられているノートに一生懸命漢字と読みを書く
｢ここまでが小中学だ、次から高校のだぞ｣
『おっす！先生』
｢先生じゃねぇ｣
コンコン
『はーい』
ガラリッ
｢…は！？｣
｢起きてたか邪魔するぞ｣
そこには私服で手にはコンビニの袋を持った少年
赤と白の髪の色が特徴的
｢轟…｣
｢おう｣
『とど…ろき…しょうくん！？』
｢(しょうくん！？)｣
｢おう、久しぶりだな｣
『ほんとに久しぶりだね！怪我してない？大丈夫！？』
轟はAのベットの横に座りAはぎゅーっと抱きしめた
｢…｣イラ
『元気そうで何より！』
｢ああ、そうだ、お前昔からこのアイス好きだろ｣
『雪見だい〇く！さいこーやん』
｢イッラァ｣
｢どうした目が90度だぞ｣
｢うるっせぇ！あとてめぇ、俺の苗字口にすんなよ｣
｢なんでだ？｣
『自分で漢字覚えて自分で調べるの！』
｢なるほどな｣
先程まで勉強をしていたノートを手に取った
｢がんばってるな｣
優しくAの頭を撫でた
『でしょ〜』ドヤ
｢ドヤってる所も変わってねぇな｣
｢失礼します、雪村さん検診ですよ｣
『はーい、行ってくるね』
｢おう｣
｢…｣
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作者名：テララ | 作成日時：2017年8月9日 16時
