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体育祭『決勝戦』 ページ47
次の試合が始まる前に水を飲みに一旦中に入りまた席に戻ろうとした時だった
「オールマイトを超えるという義務があるんだぞ
分かっているのか？兄さんらとは違うお前は最高傑作なんだぞ！」
「それしか言えねぇのかてめぇは…お母さんの力だけで勝ち上がる戦いでてめぇの力は使わねぇ」
「今のうちは通用したとしても、すぐに限界が来るぞ」
あの顔…
嫌いだ
「ん？…いたのか」
『あ…えっと』
「お前にも期待をしている。恥をかかせるな」
『はい…』
この人には恩がある
焦凍やみんなを守る
それが私の義務だ
エンデヴァーは奥へと消えた試合を上から見るのだろう
『くそ…』
情けない
ポタリと地面に水が落ちた
こんな顔じゃ行けないな…
暫く座っているとひんやりとした冷気が流れ込んできた
ゆっくりと立ち上がり外を見るとセロテープくんが凍ってるのが見えた
『…さむい』
大氷壁が、あたりを覆う光景とどんまいコール
自信が凍らせたのを左手で溶かしていく彼の姿は何故か、ひどく悲しげに見えた
【轟くん二回戦進出！！】
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作者名：テララ x他1人 | 作成日時：2017年9月15日 0時
