爆豪勝己の双子の妹は無個性だった話 (ページ14)

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無個性だったページ14

｢やっぱお前つえーな｣

『焦凍のほうが綺麗な個性じゃん』

ニコニコと笑いかけるA

俺にはあんな顔しねーに

【私も、お前が大嫌いだ】

｢…｣

くそ
胸がいてぇ

｢おい爆豪｣

｢…なんだよ半分野郎｣

｢ちょっと来い｣

放課後俺はあの半分野郎に呼び出され何故か裏庭にいた

なんだこのタイマン的な雰囲気は

｢Aが気になんだろ｣

｢あ"？だから何なんだよ｣

｢お前にはあいつは守れねぇ｣

俺は思わず胸ぐらを掴んだ

図星をつかれたからだ

｢んだと…ふざけやがって｣

｢あいつの気持ちを誰よりもわかってんのは少なからず俺だ

兄貴だかなんだか知らねーけど、俺はあいつを悲しませねぇ｣

｢！！｣

怒鳴る気も失せた

こいつはどこまで知ってやがる

｢あいつに何があったかは言えねぇけど…俺はあいつを守る

それだけだ、時間取らせて悪かったな｣

あいつは荷物を持って校門に向かった

そこにはAが笑顔で待っていた

｢…くそが｣