爆豪勝己の双子の妹は無個性だった話 (ページ11)

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無個性だったページ11

爆豪side

あいつだ

声や身長が全く違うが少し幼い面影が残る

俺の大切な片割れ

｢A！！｣

俺は思わず立ち上がり声を発した

『…どなたですか』

真顔で答えたA

｢ふざけんな…てめぇ！｣

｢一旦座れ爆豪｣

｢ｯﾁ｣

｢一番後ろの窓際が席だ｣

『はい』

席に行くために爆豪、そして緑谷の横を通過した

｢よろしくお願い致しますAさん｣

『お願いします！』

先ほどの冷たい目線とはうわ腹に可愛らしい笑顔を八百万に向けた

｢一限目はホームルームだ準備しとけよ｣

相澤はクラスを出ると一目散にみんなはAの周りに集まった

｢轟って兄妹かなんかか！？｣

『ううん、居候していて血は繋がってないよそれにしても焦凍と一緒でよかったぁ』

｢俺も嬉しいぞ｣

｢｢和むわぁ…｣｣

｢あ、の｣

『ん？』

｢僕のこと…覚えてない…？｣

『…わかんないな』

｢そ…か｣

｢…来い｣

『は？』

「おい…！」

轟の声を聞かず爆豪は腕を引っ張りクラスを出た