●黄信号 【黄猿】 ページ8
【この黄猿さんは優しくないです。(愛はある)】
黄色。一見明るく見える色で幸せそうなもの。そこだけにスポットを当てるなら、の話。
しかし黄色の花言葉は大体が良い意味ではないことを知っているだろうか。黄色は信号では注意を表すサインだ。危険な時に最も使われる色でもあるもの。
黄色は、三大将の中でなら黄猿を意味する。どっちつかずの正義、それは時に脅威なる判断となると思う。
とにかく、何が言いたいのかというと“黄色が苦手”だということだ。あの光輝くあの“黄色”も。
「ッ…ぶな…！ボルサリーノ、やめて！」
「ン〜聞けないねェ、君これで約束破ったの何回目だァい？…“クザンと喋るな”と警告したんだけどォ。“八尺瓊勾玉”」
「話しかけてくるんだし無理があるって！これじゃあ避けるのが精一杯…！」
「それか海軍辞めてわっしの家で暮らさねェかい？何にも不自由はさせないよォ〜」
海軍を辞めることだけはお断りだと叫ぶと、残念だよと返ってきて光の剣を作り出す。彼の能力である技の一つ、“天叢雲剣”である。
彼の身長の半分はある長さで身体能力もズバ抜けて強い力にぶつかり合ったとしたら、恐らく自分は押し切られるだろう。そもそも身体の大きさからしても勝ち目はないだろうが。
回避能力だけは高いAは避けてばかりで必死になりながらボルサリーノの攻撃を避け続けた。しかし人にも体力の限界はあるもの。
段々と疲れてきてしまい、避ける速さが落ちて遅れを取ってしまった。…嗚呼、黄色の光線を見るのはもうウンザリだ。
「そろそろ良いかなァ〜。…“八咫鏡”」
「ッ！！」
円状に構えられた手から光が照射。一瞬で私の目の前に移動して両腕で包み込んだ。
危険。身体はそう言って止まないのに逃げられない。人差し指からのレーザー攻撃が足首を撃ち抜き呻き声を上げると口付けを交わされ、抱え上げられる。
「もう立てないでしょォ〜？……行こうか、部屋へ。教え直さなきゃいけないみたいだしねェ〜」
「い、やだごめんなさい、ボルサリーノ…！反省してるから…っ」
「聞き飽きたよォ〜ソレ。知ってるかァい、こういうのは身で覚えた方が良いんだってこと」
反省の言葉は無意味なものとなり俯いて泣き止まないAを見て、ひっそりと歪んだ笑みを漏らした。自分の為に頑張ってくれていて失敗しちゃうけど、何回も謝り自分だけを想ってくれているこの快感が堪らないんだよねェ…と考えているボルサリーノは今日も個室でAを愛でる。
裏を知り師事を与えし者の責任 【ウタ】１→←禁煙とはいかなくとも 【赤犬】
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零猫(作者1)(プロフ) - ねむさん» 有難う御座います！師走で何かと忙しいですが、またチマチマ頑張っていきます！ (2022年12月10日 12時) (
レス) id: 909ea21d0e (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - 次の更新も楽しみにしています！ (2022年11月29日 9時) (レス) id: 5d4dcca220 (このIDを非表示/違反報告)
零猫(作者1)(プロフ) - 碧.さん» その言葉で大変頑張れます！( ᷇࿀ ᷆ )貴方の勇気が私の活力になりましたので、またお話が思い浮かんだら更新していきます！！( 'ω') (2022年11月6日 23時) (レス) id: f107f7bb54 (このIDを非表示/違反報告)
碧. - 何時も楽しく読ませて頂いております！ずっとコメントしたかったのですが勇気がでず今日やっとコメントが出来ました(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)旧三代将もウタも大好きなのでこれからも更新楽しみにしています！ (2022年11月5日 23時) (レス) id: 7eb027a135 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - 零猫(作者1)さん» 新しく更新されたのも最高でした！ありがとうございます！ (2022年10月22日 17時) (レス) @page20 id: 8adf995a6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零猫(作者1) | 作成日時：2022年10月15日 18時
