光無しの隠れ鬼ごっこ 【黄猿】 ページ4
「ハンデがあっても見つかる気しかしない…」
事の始まりは私がボルサリーノに、いつも光で追いかけてくるけど能力を封じた状態で追いかけてみてよなんて言ったこと。
あっさりと承諾してくれた彼はこの広い海軍本部の中を範囲として探すと言い、制限時間も設けてきた。制限時間は夕方まで。
ちなみに負けたら一つだけ言う事を聞く。そうでもしないときっと乗ってくれないと思ったからである。
「まあ仮に見つかっても隠れ鬼だから見つかっても打開策はあるわけで…いや脚が自慢のあの人に速度とか大丈夫な自信はないかもなぁ…」
でもボルサリーノの足技は正直、私が個人的に好きだというのもあってその身体能力を見てみたいとも思ったからだ。
よくよく考えてみると自分の身体能力じゃ相手より得意ではない為、すぐに捕まってしまう確率が高いと言う事である。というか脚が長いのもあって歩幅さえも差があるのだから無理に近い。
こっそりと外の様子を見ていると遠いが、ボルサリーノの姿があった。
本当に能力を使わないで探しているのか気になり、しばらく観察して……やばい今恐らく確実に目が合った。
鏡を構えていると彼は光る能力を使わないで上の階へ手をかけ身軽に上り、手すりに足を乗せたその瞬間に次の場所へと飛び移っていく。本当に能力を使っていないし身のこなしが凄い。
しかも素早く走るその姿は普段では見られないだろう。周りの海兵が何事かと凝視して能力を使わない大将は注目の的となった。
こうしてはいられない、観察している場合じゃない。此方に向かってきているということはそういう事なのだ。相手は勝利を勝ち取るために標的を定めているのだから。
「に、逃げなきゃ…！撒ける場所あったっけ…？！」
「A〜？逃がさないよォ〜？」
今名前を呼ぶな皆に気付かれたくない…！
海楼石を仕込んだわけでもなさそうなのに、どうやって能力を封じたのかと勘違いされる事となり私まで注目の的となった。つまり相手にとっては好都合で見つけやすくなるのだ。
…まさか、計算通り？
「まさかずっと能力を使ってないって言うの…？！」
「君から言い出したんでしょ〜？あとさっきから柵ばっかりを通っていくねェ、ちょっと鬱陶しくなってきたよォ〜…仕方ないわっしも少しだけ本気を出そうかァ」
どういう事だと警戒していたが高く飛び上がり、私の目の前に降り立ち彼の腹部に突撃していた。
「むぐぅっ？！」
「はい、捕まえたァ〜♪」
嬉しそうな顔が抱擁していた。
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零猫(作者1)(プロフ) - ねむさん» 有難う御座います！師走で何かと忙しいですが、またチマチマ頑張っていきます！ (2022年12月10日 12時) (
レス) id: 909ea21d0e (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - 次の更新も楽しみにしています！ (2022年11月29日 9時) (レス) id: 5d4dcca220 (このIDを非表示/違反報告)
零猫(作者1)(プロフ) - 碧.さん» その言葉で大変頑張れます！( ᷇࿀ ᷆ )貴方の勇気が私の活力になりましたので、またお話が思い浮かんだら更新していきます！！( 'ω') (2022年11月6日 23時) (レス) id: f107f7bb54 (このIDを非表示/違反報告)
碧. - 何時も楽しく読ませて頂いております！ずっとコメントしたかったのですが勇気がでず今日やっとコメントが出来ました(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)旧三代将もウタも大好きなのでこれからも更新楽しみにしています！ (2022年11月5日 23時) (レス) id: 7eb027a135 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - 零猫(作者1)さん» 新しく更新されたのも最高でした！ありがとうございます！ (2022年10月22日 17時) (レス) @page20 id: 8adf995a6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零猫(作者1) | 作成日時：2022年10月15日 18時
