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信じられなかった。最初は少し取り乱したが抑えられて良かったものの、クザンが…？
そういえば前から変だとは思っていたけれどもまさか、こういうことだとは。気を落ち着けよう一先ずはこの話を回避させることに専念しよう。
「つい最近、計画を進めるために情報を伝えたばかりですけれど…“数日後”には結果が知らされる予定ですよ。やはり同期だとしても、Aさんにはそこまでは教えてくれませんでしたか」
「まァ、あんまり信用はしてないがな！だがAだったら信じられる気はするぜ」
「そうなの？少し照れるというか恥ずかしいわ。でも愛しい人のためにそれはまだ出来ないかもね」
「ンムルッフフフ！また振られたわね船長」
取り敢えず凌いだ。これからどうしようか、こんなので泊まれる自信がないというか落ち着かない。
この宴会が終わったら寝る時までに考えよう。そう考えながらその場の宴会を形だけでもと楽しんでおく。
無事に宴会は終了して店を出てから私は一人になる時間を作るために、そっと皆から離れた。海岸の方に歩いて座り込み、さっき言われた事実について考え込んでしまっていた。
しかし後ろから不意に声を掛けられる。
「Aさんお隣、宜しいですか？」
「ら、ラフィットさん…どうぞ」
「………Aさんの“愛しい人”というのは青キジではないですか？」
「いきなり何を言うかと思えば…同期よ。彼とは」
どうしても違う、という言葉を何だか言いたくなかった。何ていうのだろう…クザンとの関係を否定したくはないのだ。
ただし証拠のようなことばかりの出来事を語るその相手の言葉が、ナイフのように突きつけられる。
「言われるまで白を切るつもりなのですね。…貴方がゆっくり船長と電伝虫で話せるタイミングは必ず、此方が指示を出したタイミングと近かったのですよ。貴方を置いて出掛けたのは今回もタイミングが同じです。…これでも言い逃れが出来ますか？Aさん」
「………。そうだとしたらティーチに報告する？」
「いいえ、まだその時ではないと思っていますから伝えませんよ。貴方が此方へ入団してくれる時まで待って差し上げます」
「そっか。鬼保安官さんとは聞いていたけれど優しいのね？」
彼のことだから必ず報告すると思っていたのに。
ただ、ティーチ達とまた仲良く話せたら嬉しいとも思っているから有難いのかもしれない。
静かに相手からそっと言われた言葉。
「…私達は皆、貴方のことが気に入っているのですよ。Aさん」
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零猫(作者1)(プロフ) - ねむさん» 有難う御座います！師走で何かと忙しいですが、またチマチマ頑張っていきます！ (2022年12月10日 12時) (
レス) id: 909ea21d0e (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - 次の更新も楽しみにしています！ (2022年11月29日 9時) (レス) id: 5d4dcca220 (このIDを非表示/違反報告)
零猫(作者1)(プロフ) - 碧.さん» その言葉で大変頑張れます！( ᷇࿀ ᷆ )貴方の勇気が私の活力になりましたので、またお話が思い浮かんだら更新していきます！！( 'ω') (2022年11月6日 23時) (レス) id: f107f7bb54 (このIDを非表示/違反報告)
碧. - 何時も楽しく読ませて頂いております！ずっとコメントしたかったのですが勇気がでず今日やっとコメントが出来ました(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)旧三代将もウタも大好きなのでこれからも更新楽しみにしています！ (2022年11月5日 23時) (レス) id: 7eb027a135 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - 零猫(作者1)さん» 新しく更新されたのも最高でした！ありがとうございます！ (2022年10月22日 17時) (レス) @page20 id: 8adf995a6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零猫(作者1) | 作成日時：2022年10月15日 18時
