２度目の出会いは数日間船上で 【黒ひげ】１ ページ22
このお話は前作にあった【酒場で思わぬ出会い】というお話がありまして、これはその後の出来事となります。
経緯を知りたい方は前作をご覧ください。
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「毎回ごめんなA、この島で今度は数日待っててくれ。ちゃんと迎えに来るからさ」
「大丈夫、もう慣れたわよ。無事に帰ってきてくれる時が凄く嬉しいから気にしていないし、私もちゃんと待ってる」
「ありがとな、そんじゃ行ってくる」
行ってらっしゃい、と軽く手を振って見送ればこの島にある町へと足を向けた。
パンフレットを取って鞄へしまおうとした時、あの時に交換した彼の連絡先が書かれた紙を見かけた。確かあれから少し経って着信がきたりもして最後に話したのは１週間前ぐらい…だろうか。
自分から掛けることはそんなになかった為そっと書かれた連絡先へかける。今回は誰が出るのだろう。あ、受話器を取った音が聞こえた。
「Aです。いきなりごめんなさい、船長さんは居るかしら？」
「おや、Aさんでしたか。船長でしたらすぐ近くにいらっしゃいますから代わりますね。船長、Aさんからです」
「ありがとう、ラフィットさん」
「よォ、元気そうだなA！今は何処の島に居るんだ？」
電話に出た人は航海士のラフィットさんらしい。これまでの連絡のやり取りでこの海賊団の声は知っている。ドクQという人だけが個人的に心配である。
その後に代わった黒ひげ、又はマーシャル・D・ティーチというのだがティーチと呼んでいる。
今居る島を答えたらまさかなんと、同じ島に居るらしい。
数日は一人で野宿したり宿を借りるつもりだということを話すと、船に勧誘されてしまい流れというものは恐ろしい。指定された場所で待っていると本当に来た。
…改めて凄い面子だなと思い知らされる。
「ンムルッフッフ、初めて見るけど可愛いじゃない。噂でしか聞いたことなかったからこんな柔らかい雰囲気なんてね」
「俺の心配をしてくれた奴か………ゲホ、提督が凄く楽しそうにしていたのがまさかの元中将とは…」
「ゼハハハ！！まさか一緒の島に居るなんてなァ！随分と荷物が少ねェがそれだけか？」
「会うのは久しぶりねティーチ。大丈夫よ、必要最低限だけしか持っていないし食料なんて狩ることも出来たりするし。ちゃんと彼から多めにお金も持たされているから問題ないわ」
共に歩きながら船に乗り込み、色々と辺りを見回して海賊船なんて乗船した経験も少ないし結構あちこち観察してしまう。
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零猫(作者1)(プロフ) - ねむさん» 有難う御座います！師走で何かと忙しいですが、またチマチマ頑張っていきます！ (2022年12月10日 12時) (
レス) id: 909ea21d0e (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - 次の更新も楽しみにしています！ (2022年11月29日 9時) (レス) id: 5d4dcca220 (このIDを非表示/違反報告)
零猫(作者1)(プロフ) - 碧.さん» その言葉で大変頑張れます！( ᷇࿀ ᷆ )貴方の勇気が私の活力になりましたので、またお話が思い浮かんだら更新していきます！！( 'ω') (2022年11月6日 23時) (レス) id: f107f7bb54 (このIDを非表示/違反報告)
碧. - 何時も楽しく読ませて頂いております！ずっとコメントしたかったのですが勇気がでず今日やっとコメントが出来ました(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)旧三代将もウタも大好きなのでこれからも更新楽しみにしています！ (2022年11月5日 23時) (レス) id: 7eb027a135 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - 零猫(作者1)さん» 新しく更新されたのも最高でした！ありがとうございます！ (2022年10月22日 17時) (レス) @page20 id: 8adf995a6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零猫(作者1) | 作成日時：2022年10月15日 18時
