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7話 ページ7

ここでの私の名前は699番らしい。

朝起きると、その番号で私を呼ぶ男がいた。私をここに連れてきた男だった。
一人一人担当がいるのだろうか? なんて思ったが、どうやら違うらしい。偶然そうなっただけだと言われた。

男について来いと言われ向かった先は小さな部屋。中心にテーブルと1脚の椅子があり、なんだか昔テレビで見た刑事ドラマの取り調べ室の様だな、と場違いな考えをしていた。

男に急かすように椅子に座らされ、少しするとノック音と共に失礼します、と女の声が聞こえた。
扉の向こうから来た女の手にはトレイの上に乗った、恐らく偽物であろう銀食器。

ああ、食事か。小さな水音が聞こえる辺り、スープかな。
かたん、と小さく音を立て置かれた食器の中には、具材の少ないミネストローネ。温かくはなさそうだ。

女が出て行くと、男はさっさと食えと言う。
……ニヤリ、と顔を歪めるのを見逃しはしなかった。

態度には出さずに心の中で男に毒を吐きながらも、その言葉に従ってひと口、口にしてみる。
一瞬にして、おぞましい程の吐き気に襲われる。
やはり、毒物が入っていたか。

全部食え、というのが指示である以上、我慢するしかない。
大丈夫、前世でも毒に強くなるよう仕込まれたんだ。我慢はできる。
この体ではどうなるか知らないけど。

どうにか吐き気と気怠さを抑えて、完食する。
男はその光景につまらないとでもいうように舌打ちをする。
飯は済んだんだ。さっさと部屋に戻れ。と言い、男は去って行った。
ドアが閉まるのを確認して、ため息を零す。

口にしたあのスープは、やはり、酷く冷たいものだった。

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- いえいえー当然の事を言っただけですー喜んで貰えて光栄ですよー それと、音域を広げる練習、頑張ってくださいー諦めずに頑張れば報われるはずですからねー ふむ、来月ですかーコトハ@白亜さんの小説は奥が深いのでーワクワクしますねー楽しみにしてますー (2015年8月21日 12時) (レス) id: 7c8a29757a (このIDを非表示/違反報告)
コトハ@白亜(プロフ) - 杏さん» 返信ありがとうございます。そう言っていただけると作ってよかったと思えます…ありがとうございます。なるほど、その方法がありましたね…早速試してみようと思います。アドバイスありがとうございます。せめて再来月までに公開できるよう頑張ります…! (2015年8月20日 18時) (レス) id: 5c05607229 (このIDを非表示/違反報告)
- 大丈夫ですー、ミーも返信遅くなってすみませんー 気に入った作品にコメントするなんて当たり前じゃあないですかー 音域が狭い、ですかーピアノで音を取ると結構出やすいですよーあとは、歌いたい曲を練習してー音域を広げるのもいいと思いますー 続編、待ってまーす (2015年8月20日 15時) (レス) id: 7c8a29757a (このIDを非表示/違反報告)
コトハ@白亜(プロフ) - 杏さん» 返信ありがとうございます、遅くなってすみません!わわ、続編までコメントいただけるんですか…ありがとうございます!嬉しいです!音痴というか出せる音域が狭いんですよね…なので歌が上手い人羨ましいのです… (2015年8月19日 0時) (レス) id: 5c05607229 (このIDを非表示/違反報告)
- はいー、頑張って下さいー続編出来るまで此処を見に来たりしましょうかねー 一番に作品を見に行ってコメントしたいですー…音痴?そんなのカラオケが悪いんですー声の質は様々じゃないですかー (2015年8月17日 11時) (レス) id: 81089b7519 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コトハ | 作者ホームページ:   
作成日時:2014年6月13日 17時

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