37話 ページ37
目を開いた。
何も聞こえない灰色の世界だった。
泣き崩れる少女は何かを抱えて、何かを叫んでいた。
やめて、もうやめて。
見たくないの。
すう、と冷たい何かに体温が奪われていく。
それは止むことはなく、降り積もる。
雪のように。塵のように。
冷たい何かは少女を飲み込んで降り積もっていく。
それはついに、私の首元まで来た。
私も飲み込まれてしまうのかな。
頭上を過ぎた。
目を閉じた。
暗転―――――。
闇が私を見ていた。
深く暗い海に沈んでいくような感覚。
音も光も死んだ世界。
私はそこで立ち止まっていた。
ここがどこなのかは知る必要はなかった。
これは夢だから。
死んだ、私の世界だから。
私が私であるのかさえ分からない闇の中で、私は探していた。
探していたんだ。何かを、ただひたすらに。
けれどそれがなんであったか分からない。
解らない――。
目を覚ました。
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杏 - いえいえー当然の事を言っただけですー喜んで貰えて光栄ですよー それと、音域を広げる練習、頑張ってくださいー諦めずに頑張れば報われるはずですからねー ふむ、来月ですかーコトハ@白亜さんの小説は奥が深いのでーワクワクしますねー楽しみにしてますー (2015年8月21日 12時) (レス) id: 7c8a29757a (このIDを非表示/違反報告)
コトハ@白亜(プロフ) - 杏さん» 返信ありがとうございます。そう言っていただけると作ってよかったと思えます…ありがとうございます。なるほど、その方法がありましたね…早速試してみようと思います。アドバイスありがとうございます。せめて再来月までに公開できるよう頑張ります…! (2015年8月20日 18時) (レス) id: 5c05607229 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 大丈夫ですー、ミーも返信遅くなってすみませんー 気に入った作品にコメントするなんて当たり前じゃあないですかー 音域が狭い、ですかーピアノで音を取ると結構出やすいですよーあとは、歌いたい曲を練習してー音域を広げるのもいいと思いますー 続編、待ってまーす (2015年8月20日 15時) (レス) id: 7c8a29757a (このIDを非表示/違反報告)
コトハ@白亜(プロフ) - 杏さん» 返信ありがとうございます、遅くなってすみません!わわ、続編までコメントいただけるんですか…ありがとうございます!嬉しいです!音痴というか出せる音域が狭いんですよね…なので歌が上手い人羨ましいのです… (2015年8月19日 0時) (レス) id: 5c05607229 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - はいー、頑張って下さいー続編出来るまで此処を見に来たりしましょうかねー 一番に作品を見に行ってコメントしたいですー…音痴?そんなのカラオケが悪いんですー声の質は様々じゃないですかー (2015年8月17日 11時) (レス) id: 81089b7519 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コトハ | 作者ホームページ:
作成日時:2014年6月13日 17時