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「でさ、あなたは。...翔さんは、どう思ってるワケ？」
仕事のあと、呼ばれた居酒屋さんには膨れっ面の和。
「別に、どうも思ってないけど。
これは、嘘じゃないんだから。」
少し強気な口調で、そう答える。
だって、...嘘って言わなきゃ悪いことをしている気分になるから。
すると、はあっ...と大袈裟に溜息をはく和。
「どんだけ、思いつめてるの。」
そう言い、顔をぐっ、と此方へ近づけて来た。
「偽りって、どういう字を書くのか知ってます？」
「なめないでよ、...にんべんに為。」
「にんべんの起源は、人ですよね？
いいですか？偽りとかって、人の為って書くんですよ。
僕らが偽ったりするのって、結局のところ...『人の為』、善意で行っていることなんです。
それなら、分かるでしょ？
嘘じゃなくて、人の為...大野さんとか、相葉さん、松潤の為にこの偽りは続けなくちゃいけないんです。」
それを聞いた時に。...ああ、確かになーって思った。
“偽り”と“人の為”。
全く、正反対なものなんだろうけど。
きっと、起源を調べたりしたらそう出てくるんじゃないかなぁって、ふと思った。
「ありがと、和。」
「じゃあ、今夜は100%奢りでお願いしますね。」
「ちょ、それとこれとは話が違うだろって！」
そう笑う、俺らの顔は偽ってなんかない「笑顔」。
...心の底から、満面の笑みで笑う、笑顔________。
でもね、いつも思うんだ。俺らが、もっと早くに出会っていたら。
運命は、変わっていたのかなあって、...変わっていたのかなあ、って。
そう、思うんだ。
「和。」
「なに？翔さん。」
「俺らって、もっと早くに出会ってたりしてたら何か変わっていたと思う？」
「結局のところ、なにも変わらなかったんじゃないですか？
...というか、あそこで事故にあったことは運命だった、みたいな。
だから、そんなに思い詰めることないんですよ。
お願いだから、そんな泣きそうなカオしないでよ(笑)」
和を見つめる瞳から、ツウッ...と一粒涙が零れたらそれはもう。
止まることを失って、栓の壊れたシャワーみたいにじゃんじゃん溢れ出てくる。
それに貰い泣きしたのか(？)和も泣き出しちゃって。
そこからは、大人2人で泣き放題。
正直、汚ねぇよなあ...って思うんだけど。
この画は、ちょっと恥ずかしい...って思うんだけど。
不思議と、この空間があったかくて。
とっても、心地よくて。
安心してしまったことは、和に秘密。
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奏子 - どっちもいいけど……2番がいいと思います!! (2014年11月16日 17時) (
レス) id: f77649e564 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 迷ったけど1番にします。これから作品楽しみにしています。 (2014年11月15日 11時) (レス) id: e86dab4b07 (このIDを非表示/違反報告)
智和(プロフ) - どちらも捨てがたい…。けど、迷いに迷って2番をリクエストさせていただきます！ (2014年11月15日 9時) (レス) id: 23e3e0e4f8 (このIDを非表示/違反報告)
(`・3・´しえる)(プロフ) - 智夏さん» はじめまして、作者のしえるです！ ありがとうございます…！凄く、凄く嬉しいです…(涙) 今後も、櫻色の喫茶店をよろしくお願いします！ (2014年8月30日 0時) (レス) id: 968d9b307e (このIDを非表示/違反報告)
智夏(プロフ) - はじめまして、１章から見させていただきました。とっても面白いです!!続きが気になります笑。無理せず自分のペースで頑張ってください応援してます（♯´□｀♯） (2014年8月29日 16時) (レス) id: 04c882c90f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ciel | 作者ホームページ：http://ulog.u.nosv.org/user/sakura1247
作成日時：2014年8月28日 13時
