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「...ノ！ニ....！
ニノってば！」
耳元で叫ばれる大きな声。
慌てて飛び起きると、
「おーの、さんっ...？」
「もう、朝弱いの？
何回も起こしたのに、全然起きなくてびっくりしたよっ。」
そういえば、最近は休みが多くてゲームばかりする不規則な生活に陥ってたよなあ、
とボンヤリ考える。
仕方がない、か。
...眠れなかったんだもん、ただそれだけ。
「荷物全部持って3人の部屋に行くんだって。
チェックアウト？をするみたい。」
既に荷物がまとまっている大野さんと、
対称的に、全く出来ていない僕。
「今始めるんで、遅くなったらごめんです。」
一言断りを入れると、「少し寝るー」とかなんとか言って、目を瞑ってしまった大野さん。
いつでもどこでも寝れる人っていいなー、なんて考えてみたり(笑)
...結局、準備が出来上がったのはそれから一時間後の事だった。
.
「おっそいよー、2人とも！」
「仕方ないでしょ、積もる話でもしてたんでしょうよ。
よし、じゃあ帰りますか。」
「あっというまだったな、なんか。」
そう、潤くんが言ったとき。
...翔さんの瞳に、大きな影が出来た。
次の瞬間には、もうもとに戻っていて。
楽しそうに、会話をしているからまだいいだろう。
でも、一瞬の暗闇に気がついてしまった僕は、
まるでイタズラがバレた子どものようにしゅんとしてしまった。
それに気がついた大野さんは、「気にすんな。」と声をかけてくれた。
でも、見てしまった暗闇には抗えない。
...翔さんを、つい目で追っていた。
「どうしたの、和くん。
俺の顔、おかしいかなあ。」
眉を八の字に下げ、困った表情を見せる彼。
...悪いことした気分だ。
「とりあえず、チェックアウトしよーぜ。
ここにいつまでもいても、仕方のないことだろ？」
潤くんの一言で、皆がゆっくり、動き始めた。
そこからは、すべてがトントン拍子に上手く行った。
日光から出るバスに乗ったとき、
...悲しかったのか、はたまた感動したのか。
相葉さんがポロポロ泣き出したのは、ついつい笑っちゃったけどね(笑)
でも、きっといい思い出になった。
この夏一番の、とびっきりな思い出に。
5人で過ごす、初めての夏に。
...あ、記憶がないから初めてと思うだけできっと何回目かなんだろうな。
そう考えたら、無性に悲しくなってきちゃったから、
このことは、しばらく考えないようにしよう。
過ぎる夏は、色々な事を教えてくれたようだ。
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奏子 - どっちもいいけど……2番がいいと思います!! (2014年11月16日 17時) (
レス) id: f77649e564 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 迷ったけど1番にします。これから作品楽しみにしています。 (2014年11月15日 11時) (レス) id: e86dab4b07 (このIDを非表示/違反報告)
智和(プロフ) - どちらも捨てがたい…。けど、迷いに迷って2番をリクエストさせていただきます！ (2014年11月15日 9時) (レス) id: 23e3e0e4f8 (このIDを非表示/違反報告)
(`・3・´しえる)(プロフ) - 智夏さん» はじめまして、作者のしえるです！ ありがとうございます…！凄く、凄く嬉しいです…(涙) 今後も、櫻色の喫茶店をよろしくお願いします！ (2014年8月30日 0時) (レス) id: 968d9b307e (このIDを非表示/違反報告)
智夏(プロフ) - はじめまして、１章から見させていただきました。とっても面白いです!!続きが気になります笑。無理せず自分のペースで頑張ってください応援してます（♯´□｀♯） (2014年8月29日 16時) (レス) id: 04c882c90f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ciel | 作者ホームページ：http://ulog.u.nosv.org/user/sakura1247
作成日時：2014年8月28日 13時
