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Your Side





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「あ、A見てよ。」

『 ん?』

「 " めぐろれん " だよ。」






.



珠里(あかり)の視線を辿れば
そこには笑顔を振りまく彼がいて。


思わず手を伸ばして触れた画面に、
胸がぎゅっと締め付けられる。





.




「 .....まだ、忘れられないんだ。」



珠里の言葉に、首を縦に振る。



「 このままじゃ、壊れるよあんた。」



画面に伸ばした私の手を掴んだ珠里の手は
心なしか震えていた。




『忘れたい。
忘れられるなら忘れたいよ。』



.....でも、



『忘れられないの、
忘れられるはずがないのっ、』




あんなにも好きだった蓮くんを

あんなにも愛おしくて堪らなかった蓮くんを

私はきっと、これからもずっと忘れられない。








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作者名:メグろん | 作成日時:2020年4月10日 8時

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