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○ ページ1
Your Side
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「あ、A見てよ。」
『 ん?』
「 " めぐろれん " だよ。」
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そこには笑顔を振りまく彼がいて。
思わず手を伸ばして触れた画面に、
胸がぎゅっと締め付けられる。
.
「 .....まだ、忘れられないんだ。」
珠里の言葉に、首を縦に振る。
「 このままじゃ、壊れるよあんた。」
画面に伸ばした私の手を掴んだ珠里の手は
心なしか震えていた。
『忘れたい。
忘れられるなら忘れたいよ。』
.....でも、
『忘れられないの、
忘れられるはずがないのっ、』
あんなにも好きだった蓮くんを
あんなにも愛おしくて堪らなかった蓮くんを
私はきっと、これからもずっと忘れられない。
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作者名:メグろん | 作成日時:2020年4月10日 8時