余裕なんてない《66》 ページ36
猫「じゃあご飯できるまで適当に自主練しとけー。」
音駒「はーい。」
あーこれでようやく私の仕事も終わりか(明日もあるけど)
あっご飯作りにいかなきゃ。
貴「私、ご飯作りにいきますね。」
猫「あっそれなら行かんでいいぞ。」
貴「えっ?」
猫「烏野のマネがお昼の時はお前に迷惑かけたから夜は烏野で作るとかなんとか言ってたぞ。」
貴「そうですか・・・。」
清水さん達優しすぎかよ。
貴「とりあえず私スポドリも容器洗ってきますねー。」
私はちょっとだけ面倒な仕事が減ったなーと思いながらルンルン気分で水道へと向かった。
――――
貴「ふんふふーん♪」
何歌ってんだろ私←←←
「――――――ホントそうよね。」
貴「!」
気づかなかった・・・。
簡単に背後を取られるなんて。
「久しぶりね、A。」
貴「えぇ・・・お久しぶり、ルディ。今はニスルって言った方がいいかしら?」
ニス「まぁどっちでもいいわ。」
貴「それで?――――何でここにいるの?」
ニス「それって・・・私に会いたくなかったって言いたい感じ?」
分かってるくせに――――。
意地悪な笑みを浮かべて、私を見てくる。
貴「・・・・逆に私があなたに会いたいとか考えると思う?」
ニス「ふふっ・・・そういうのは昔と変わってないのね。」
貴「そっちこそ。」
――――その腐った根性と卑怯な手段は変わってない。
ニス「随分と余裕そうな顔してるわね。昔――――私たちがしたこともう忘れたの?」
貴「っ―――!!」
ｶﾞｯ
気づいたら私は彼女首元を掴んでいた。
貴「忘れるわけがない。あんた達のしたことを私は許すつもりなんてないから。」
ニス「あらあらすごい殺気。これを“彼”が見たらどう思うんでしょうね。」
貴「っ!そいつのことを口に出さないで!!」
ニス「何で?」
貴「何でって・・・」
赤「二人で何話してるんですか?」
貴「!」
ニス「あっ赤葦君だぁ〜!別にAちゃんと世間話してただけだよー?ねー!」
貴「うっうん・・・。」
赤「そっか。」
よく平気な顔でそんなウソが言えるわね。
ニス「じゃあ私は戻るね!
ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
―――『随分と余裕そうな顔してるのね。』
余裕なんてあんたに会った時点でもうない。
赤「あっAさん。」
貴「?」
赤「自主練するから付き合ってくれない?」
貴「へっ?」
モヤモヤする《67》→←いくつ心臓があっても足りません〜その2〜《番外編》
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイナ(プロフ) - あずささん» 分かりました!!作っておきますね!! (2017年11月5日 21時) (
レス) id: a6648adc12 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - リクエストお願いします。合宿始まる前の話。烏野高校付近にネコガエルがいる噂を聞いた日向。ランニング途中でネコガエルに遭遇。追いかけようとしたらユキノに会う。ユキノは慌てて日向を連れて行った。日向は影山達に話すと興味津々に聞くがローグ達は驚愕した話 (2017年11月5日 9時) (レス) id: e626ed85d2 (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - あずささん» 分かりました! (2017年11月3日 8時) (レス) id: a6648adc12 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - 日常的でお願いします (2017年11月2日 23時) (レス) id: e626ed85d2 (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - あずささん» すいません、ちなみナツとグレイのケンカって結構ヤバめの方がいいですか?それとも、日常的なケンカの方がいいですか? (2017年11月2日 22時) (レス) id: a6648adc12 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：reinann14 | 作成日時：2017年10月21日 18時
