学校の王様達

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−Aversion−


た、剛典!?


A「な、なんであんたがここにおるん？」


はぁあたしなんでこんな可愛げのない返事しかできないんだろう


せっかく助けに来てくれたのに


岩「なんでってAが連れていかれるの見つけてさ」


あぁ、見られとったんや


女「岩んちゃんなんで??」


岩「なんでってさぁお前ら俺の女泣かせてんじゃねぇよ」


お、俺の女!?


女「お、俺の女って嘘でしょ！？」


岩「嘘なんかついてねぇよ。分かったらうせろ」


女「.....。み、みんないこっ」


あぁやっとどっかいったわ


ホッとするとあたしの目から


勝手に涙が出てきた


剛典を見ると驚いた顔をしている


それもそーか(笑)


A「なんかごめんな、あたしのせいでめいわ...」


ギュッ


え？今何が起きとるん？


気がつけばあたしは剛典に抱きしめられていた


A「剛典？ど、どーしたん？」


岩「俺の前で泣いてんじゃねぇよ」


A「え？」


岩「だーかーら!!俺の前で泣くなっつってんの!!Aは笑ってる方がいいよ」


そんなこといきなり言わんといてーや


涙が...止まらんよーなるやん


あたしは剛典の胸の中で静かに泣いた


人前で泣いたことのなかったあたしは


なんかスッキリした感じがして


嬉しくなった

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