完全リクエスト 短編小説２

いのひか ページ11

伊野尾side


病院に行った結果、ただの風邪だった。

みんなが圭人の家で俺の面倒を見てくれるという。



圭人の家のリビングのソファーで寝ていたらキッチンから
雄也「ちょっと！山田来て早く！！」
山田「なに？」

雄也「おかゆこげた！」
山田「は？？」
冗談だと思っていた山田も実際に行ってみたら

山田「まじかよ……」

あたふたするみんなを見て俺のためにこんなにしてくれるんだ……と感じた。




やがて山田が作り直したのか綺麗で美味しそうなお粥が出てきた。

山田「遅くなってごめんね」
知念「はい、あーん」

知念にあーんしてもらった……
なんか照れくさい……

でも
伊野尾「美味しい。ありがと」

そう言って笑うと大ちゃんが
有岡「やっと伊野ちゃん笑った！」
高木「だね」


そう言われて思った。
今日初めて笑った……

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