【鬼滅の刃】転生したら既に原作が壊れていた件

肆拾肆 ページ45

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「数年ぶりに虹の呼吸の使い手が入隊してきたことで、柱を含め多くの剣士(こども)たちがAに期待することだろう。勿論、私もその一人だ。

期待に応えようとするのはいいことだよ。でも自分を追い込むことだけは、どうかしないでおくれ。」


『！！お気遣い感謝致します。お館様や柱の皆様のご期待に応えられるよう、精進致します。

では、私はこれで失礼致します。』



お館様に気遣われた…！！最高の日です。本当にありがとうございました。

もしかしたら師範がお館様に私がこの時代(大正時代)の人間じゃないことを教えているかもしれないけど……私から言うのは柱になってからにしよう。

必ず皆の期待に応えてみせる。



「カァァ！A、任務ダ！！北西ニ向カエ！！」


『今回も異能の鬼？』


「ソノ可能ハ低イ！！」


『わかった。また案内お願いね！』


「任セロ！！」



七花に案内された場所は村だった。大きさからして結構多くの人が住んでいるはずだ。……一先ずは情報収集しよう。



『すみません。少々お時間よろしいですか？』


「あら、可愛らしい子だねぇ。どうしたんだい？」


『わ、ありがとうございます。……実は、最近人がいなくなっているとの情報を耳にしましたので、何か知っていっしゃればと思い……』


「！！………あまり大きな声で話せないんだけどね。うちの隣の人の子が一昨日から行方不明なんだよ。

この近くには神社もあるし、神隠しにあったんじゃないかって噂されてるよ。」



近くに神社が……女性の話によるとその神社にはもう誰もいないらしい。ましてや近づく人すらいないとか。

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