拾伍 ページ16
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『師範、琴葉さん、蔦子さん。ただいま帰りました。』
「!!Aちゃん!」
「無事に帰って来てくれて良かった…!!」
琴葉さんと蔦子さんが私に勢いよく抱きついた。……あ、いい匂いですね。好きです。そんなことを思っていると師範が私たちに抱きついて来た。
「おかえなさい、A。よく帰って来てくれたわ。流石私の継子ね。」
『はい!ただいまです!!』
その時の私の表情はとびっきりの笑顔だったと思う。
蔦子さんが言っていた通り、ご馳走が用意されていた。
料理はどれも美味しくて、暖かかった。
「錆兎に義勇?あの子たちも今回の最終選別を受けに来ていたのね。じゃあ日輪刀が届くまで時間があるから、皆で会いに行きましょうか。」
「久しぶりに会えるの楽しみね!」
「……そう、ですね……
(義勇、あなたも鬼殺隊に入ってしまったのね……)」
『………』
蔦子さんの表情が消えた。義勇が鬼殺隊に入ったことについて考えているんだろう。蔦子さんはどう思ってるんだろうか。
「…蔦子、義勇が鬼殺隊に入ってどう思った?」
「嬉しいですよ。きっと義勇が自分の意思で決めたことですから。でも、義勇には……幸せに暮らして欲しかった。」
蔦子さんは箸を置いて、私たちにそう話した。
私が蔦子さんの立場だったら、私もそう思うな。
「ですが義勇が決めたことを反対はしません。私は義勇を信じています。」
「……そう。ならいいのだけれど。近いうちに会いに行くから、今のうちに話せることを沢山話しておきなさい。」
「!!はい。」
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三月の専属ストーカーなつめみく - ↓ゴメンナサイめちゃくちゃ誤解うむようなコメントになってましたすみません。あの言いたいことが何かというとこの作品のような素晴らしいオリキャラ大好きってことです(?)めちゃ優しいし強いし好きです(?)小説面白いです! (10月26日 15時) (レス) @page18 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
三月の専属ストーカーなつめみく - 私は日本人です。オリキャラは反吐がでるほど嫌いですがこのようなオリキャラを私は応援します💀(翻訳風) (10月15日 11時) (レス) @page5 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛 | 作成日時:2023年4月23日 22時