学力基準で入学した少女の物語【妖怪学園Y】 (ページ9)

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A「コマ君、どう？」

コマ「来ないね〜」

ジンペイ「立て！立つんだジョニー！」

宮沢さんが現れるのを待っている中、暇だったジンペイとバケーラは〝明日のジョニー〟ごっこをしていた。

マタロウ「そこの2人！暇だからって明日のジョニーごっこやらない！」

アカネ「2人…？」

マタロウのツッコみに、バケーラが視えないアカネは首を傾げたがフブキが直ぐに〝気にしないで〟と言い、何か思い出したようにアカネに問おうとした。

フブキ「そういえば、最近アカネ元気なかったでしょ？何かあった？」

アカネ「え、そう見える…？」

フブキ「何となくだけど…」

アカネ「そうだね…色々あって…」

A「……よかったら私たちが話を聞くよ？」

Aはアカネにそう言うが、アカネは眉を下げ、黙って何かを思い出していた。

〝アカネ「私、お父さんなんか大っ嫌い！！」〟

その時、巨大な足音がAたちの耳に入った。もちろんその足音の正体は宮沢さんだ。

A「やっと来てくれたね…！！」

マタロウ「巨大サラリーマン、キタァ───！！」

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マタロウ「あんなのとどうやって戦うの？」

A「た、確かに……」

外に出たマタロウたちは茂みに隠れながら、宮沢さんの様子を伺っていた。

フブキ「大丈夫！」

マタロウ「何これ！？」

フブキ「立体飛行装置よ」

フブキは立体飛行装置を地面に置いた。勿論、作ったのはフブキである。