魔入間に転生した件について。【魔入間】 (ページ5)

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「校歌斉唱ー」

「「「人間丸々我らの食い物」」」

入「(目立たない様にしよう…！！Aちゃんも目立たないようにしないと…お兄ちゃんとして…！！)」

「えー続いて理事長挨拶…」

ｻﾘ「入間くーん、Aちゃーん、おじいちゃんだよー！」

おじいちゃんが″ブンブン″と勢いよくご機嫌に手を振るので、私も控えめに手を振り返した。ちゃんとおじいちゃんから見えているのかは分からないが。

ｻﾘ「実は孫が入学しましてね。これがもうかわいくてかわいて。そんな孫と撮った1枚がこれです」

入「(拡大写真(ポスターッ)！！即顔バレした)」

ｻﾘ「後ほど配布します」

おじいちゃんは言いたいことを言い終えたのですぐに理事長挨拶は終わってしまった。続いて新入生代表挨拶に。

「新入生代表アスモデウス君…に代わりまして特待生、入間君、Aさん、登壇してください」

入「(何故)」

『(ですよね)……はい！入間くん、これもう仕方ないよ。行こう！』

入「うっ、はい！」

登壇すると生徒たち全員の視線が私たちに集中した。ここに立つと壮観だ。こんなに広いんだな。何て思っていると悪魔さんたちから喋り声が聞こえた。

「本物だ」

「ひょろいな」

「女の子の方、思ってたより可愛いな」

「理事長の孫だぞ、強いに決まってんだろ。見ろ。この観衆を前にして微動打にしてないぜ」