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♯21 ページ21

このように忙しい時間を割いてまで宿舎に連れてきてくれたのはなぜなんだろう…?と思いジンさんに聞いてみると、





JN「んー、ただ僕がAちゃんと料理したかったってことともっとメンバーと仲良くなって欲しくて!」




ジンさん…泣



『そんなことまで…わざわざ本当にありがとうございます泣』




JN「いえいえー!…って泣いてる??」





いつの間にか私は涙を流していて。









_________日本にいる時からそうだった。

いつもA冷たいとか言われてあまり友達がいなくて

逆に避けられてて。

そんな中でもミキは私といつも仲良くしてくれて

ほんとに感謝してる。

自分ではあまり分からないけど冷たくなったのはきっと両親がいなくなったせい。

私が9歳の頃両親は交通事故で亡くなって

仕方がないって言っちゃえばそれで収まるけど9歳からしては重すぎる急なことに涙も出なかった。

そこから自分の祖母に育てられて態度も冷たくなっていったのかな。

祖母は両親とかとは違って厳しかったから

優しくしてもらったことなんか両手で収まるくらいしか無くて

相当辛かったのかな。

だから他人に優しくしてもらったことが久々すぎてつい…




『あぁ…ごめんなさい。笑
感極まっちゃって…笑』



JN「Aちゃん?無理しなくていいんだよ?」



『っ…』



JN「辛い思い…してきたんでしょ?

Aちゃんが言わなくてもわかるよ。だから無理しないで?

今日は僕に、それにメンバーのみんなだったら誰でもいいから何でも聞くよ?

僕達はAちゃんの味方だから、守るから。」




なんでそこまでして私に優しくしてくれるんだろう。





ジンさんの優しさにまた涙が溢れてきて。



ジンさんは私を自分の方へ引き寄せるとそっと胸に抱き寄せてくれた。



頭に優しい感覚。



あぁ。頭撫でられてるんだ。



久々の感覚でまた溢れ出す涙。




ごめんなさいジンさん。








今日は少し甘えさせてください。

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設定タグ:BTS , シュガ , ユンギ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:流星 | 作成日時:2018年8月3日 22時

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