真っ白なあなたへ【BTS】【ユンギ】 (ページ47)

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♯47 ページ47

ユンギオッパの部屋を出てリビングへ行くと

JK｢あ、Aヌナ！どこ行ってたんですか！
僕ずっと寂しかったです…｣

なんてめっちゃうさぎな顔して来るから謝りざるを得ない。

『ごめんね…グク。おいで。』

そう言ったら思いっきり抱きついてきた。

カンガルーが飛びついてくるような勢いで←

『ぐはっ』

一瞬気を失ったけれど無事です。

抱きついて来るなり

JK｢…うんやっぱり。｣

なんてこと言うから気になるわけじゃん？

『どしたの？』

JK｢ヌナ、今日すごいユンギヒョンの匂いする。何かされた？｣

『…っ！』

ほんとこの子は勘が鋭いというか鼻が良すぎるっていうか。

『そんな、何もされてないよ？』

JK｢そっか、なら良かった。僕が敏感になりすぎたんだね。笑｣

『笑笑
心配しなくても大丈夫だよ。』

JK｢…心配するよ。｣

『…ん？』

JK｢心配するに決まってるよ。大好きなヌナだもん。ヌナがなんかされたなんて聞いたら、俺ヌナになんかやったやつの事一生許さない。たとえそれがヒョンだったとしても。｣

いつの間にか一人称が俺に変わってる…。

『こんな私みたいな人心配する前に…JK｢ヌナいつもこんな私みたいなって言うよね。ヌナほんとにみんなに大事にされてるんだよ？気付いてよ。それとも気付かないふりしてたの？｣…っ。』

少しは気付いてた。

でもあのBTSのみんながただのマネージャーのこと大事にするなんて絶対ないと思ってたし今もそう思ってる。

JK｢ヌナはただのマネージャーなのにとか一般的なARMYなのにとか考えてると思うけれどヌナは普通のARMYなんかじゃないよ。

誰よりも僕達のこと応援してくれてマネージャー以上の仕事もして僕達の世話も見てくれて。僕達にとって必要不可欠な存在なんだよ？

なのに大切にしないわけがないじゃん。｣

こんなこと言われたのは初めてかもしれない。

『…グク。……ありがとう…っ…』

うんうんと頷きながら涙で濡れた私の頬を優しく拭ってくれるグク。

私より年下なのに私よりしっかりしてて。

今日はグクに助けられた。