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「皆、おっはょ〜!」


いつもみたいにクラスメイト全員に挨拶していく。


「あ、おはよう、怜奈」


「そのヘアゴムかっわいい〜!」


「でしょでしょ?」


ブランド物のヘアゴムを触りながら言う。


「怜奈〜!」


「うわっ!」


後ろから飛びついてきたのは、僕の親友、栗原楓彩。


「危ないってば〜」


「あ、ごめん、ごめん」


楓彩が僕の腕に無い胸を押し当てた。


「相変わらず胸無いな〜」


「怜奈は胸あっていいよね〜」


そう言い僕の胸を触りだす楓彩。


男子達が鼻の下を伸ばして見てる。


うん、男子には悪いけど、キモい。


けど、男子にはこれが幸せなんだな〜


なんて思う。


「怜奈!と…楓彩?」


あー来たよ、生徒会長。


僕の幼なじみ、桃季胡桃。


まぁまぁ美人なのに、


なんか頑固?


つうか、


真面目過ぎ?


つうか、


まぁ、生徒会長の血が騒いでるんだろーなーなんて思う。


「胡桃ちゃん…」


なんかよくわかんないけど、


楓彩は胡桃の事が嫌いっぽい。


何?好きな人でもかぶった?


とか思ったことも会ったけど、


あの胡桃だよ?


男嫌いの胡桃だよ?


好きな人なんて到底出来ないだろう。


てか、結婚出来んのか?


みたいな理由で、却下した。


「怜奈、理事長が呼んでたわよ」


あーまた理事長かよ。


「ごめん、胡桃。またね!」


今週、これで5回目だぞ!?


いい加減にしてくれよ…


こんなことで頭がいっぱいだったから気づかなかった。


胡桃と楓彩が睨み合っていたことに。

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作者名:ふるるん | 作成日時:2018年1月21日 11時

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