64 ページ26
「あはは、好きなシーンが見れなくて落ち込んでるんだ。ドンマイ。」
『あー…、うん。そうなんだよねぇ…。飯田君のあのビーーーンって姿が見たかった…の……………え？』
突然どこからか聞こえたその声に驚き、周りを見渡した。
「あー、ダメダメ、見えないよ。あはは。」
……その声の通り、周りをきょろきょろ見渡すが、何にも見えなかった。
軽快に笑うおそらく女声であるその声。
……こんな声、原作に出てたっけ？
いや…、いない。よ。
それともまだ未登場…？え…？
「あ、いま、原作に出てたっけ？って思ったでしょー？」
おかしい…。何かが、おかしい。
『！！………誰…、？』
「いうわけないよ。そのうち嫌でもご対面することになるからさ。」
私をバカにしたように、でもどこかに暗さを帯びた声はそう言った。
戸惑いが隠せない私、何かを聞かなきゃ、と思い
口を開いたが、 爆豪が戻ってきた姿が見えた。
「オイ！A！ただのマスコミだったらしい、とっととゴミ捨てて戻んぞ！！」
「あー、ほら。来ちゃったし。挨拶も済んだし。もう、戻るね。
またね
＿＿＿＿＿？」
『っ?!』
その耳でささやかれた言葉に、
バサリ、と爆豪が私に待たせるときに持たせたゴミの書類をぶちまけた。
その様子を不審に思ったのか、爆豪が"なにやってんだてめぇ！！"と走って近づいてきて。
その書類をかき集めた。
「…おい、どうした？A？顔に血液回ってねぇぞ。具合でも悪いのか？」
『う、ううん。大丈夫。』
＿＿＿＿＿まさか、そんなはずがない…。よね？
＿＿＿＿ある、わけない。
それでも頭の中をループする、耳元でささやかれた言葉。
―――――――――――正義のヒーローの、前沢A、さん？"
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1047人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いおり - 鮎川ノミさんっ!!…皆さん天才でございましょうか？ (2020年5月21日 15時) (
レス) id: cca091ad1c (このIDを非表示/違反報告)
いおり - はらまきさんもっ!! (2020年5月21日 15時) (レス) id: cca091ad1c (このIDを非表示/違反報告)
いおり - …しらすさんのっ!! (2020年5月21日 14時) (レス) id: cca091ad1c (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 作者さんの絵が上手すぎたっ!! (2020年5月21日 14時) (レス) id: cca091ad1c (このIDを非表示/違反報告)
魁冬.(プロフ) - 鮎川ノミさん» ああぁぁぁありがとうございます(;_;)！！返信遅くなり申し訳ございません！！使わせていただきますっっ！ (2017年5月27日 8時) (レス) id: 54e22c6e32 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
