検索窓
今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:11,246 hit

11 ページ11

雨が降っているから太陽の光は入らない
夕焼けが見えないから時計を見なきゃ夕食の時間も分からない
「もうみんな練習おわったかな…」
自分しかいないこの部屋はとても冷たかった
俺はベットから出て棚に置かれている普通のジャージを羽織る
もう動いてもいい頃だろう、夕食は氷浦達と食べられるかな
靴先をトントンと地面で叩き足に合わせる
食堂へ行くため扉を開けると
「あ」
「あっ…」
「一星!さっきぶり〜!」
「あ、すとくん… さっきぶり…です」
「明日人!もう動いていのか?」
「氷浦!万作も!どうして3人ともここに…」
「明日人に夕食持ってきたんだ、ヨネさんのカレー食うだろ?」
「食べる!!」
一星、氷浦、万作の3人がいた
部屋の椅子の数も丁度いい
「…ここで…食べるんですか?」
「今回くらいいーんじゃないか?何か言われても次から気をつけますって言えばいいだろ」
「それに食堂まで行くの大変だしな」
「えっ氷浦達なんで来たの…というかそんな遠いの?」
「言われてみれば結構距離ありますね…」
「えぇ…万作よく2つももてたね…」
「寿司屋だからな、運び慣れてんだよ」
「えっ万作さん寿司屋なんですか?」
「あれ言ってなかったっけ…」
「そっか…この際だし色々話しちゃおう!」
初めはしどろもどろしていた一星も俺達の話を聞いているうちに少しずつ会話が増えていった


「ロシアは寒いので朝練がキツかったです…周囲は慣れてるのに自分だけいつも震えてました」
「俺達がいたの暖かい所だったからな〜 そんな寒いと動けないじゃん…」
「ほんとですよ!初めの頃なんてボールける度に骨が軋みました!」
「…比喩だよね?」
「あはは、カレー冷めちゃいますよ」
「えっちょっと一星そこ大事!」
「明日人!袖にカレーつくぞ」
「うわぁぁ危な…」
「って、みんな!時間!夕食の時間終わっちまう!」
「わわっ…すみません話が…」
「いいんだよ俺達が聞いたんだし!というかここ保健室だから食堂まで遠いし早く出ないと!」
「明日人!忘れ物ないか?」
「今ベット整えてる!先行ってて!」
「じゃあ食器急いで持ってくからな!まだ練習あるから胃を大事に!ゆっくり来いよ!」
「うん!一星はいいの?」
「あ、じゃあ…」
突如氷浦さんに肩を叩かれる
「…俺も先に行ってます」
「分かった!後でね!」

手を振って部屋を出る
イレブンバンドで時間を見ると、夕食が終わるまでまだまだ時間は残っていた。

12→←10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ:稲森明日人 , オリオンの刻印 , IF   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Rein | 作成日時:2018年11月19日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。