10 ページ10
〜椿side〜
久々のことでかなり僕は楽しみでいた
自分がいかにも吸血鬼であると実感最も適していると言えるし
それに僕は不思議とこの人間がシャムロックの言うようにどこかのサブクラスとは思えなくて、だから血を吸った ……いつぞやのように
「いただきます」
一言前置きをして、僕は首筋に歯を立て噛み付いた
ただの確認のはずだった。
思った通り人間で 噛み付いた時に消えるようなことはなく 同じように血の香りがした
ただ、驚いたのはその時だ
歯が食い込んだ時にふわりと漂ったのは予想以上にいい香りだった
その香りにほだされ 食欲をそそられ うっとりとしていたのも束の間、香りが強くなり零れ落ちそうになった紅を吸う
先程とは比べ物にならないほどの満足感が全身に伝わる
僕は身震いした こんなにも美味しい血が存在するのか、そしてそれは恐ろしい程体に馴染んでいった
あぁ 美味しい……
全身がこの血を歓迎している そして求めているんだ
これは失いたくない
…
シャムロックに手を掴まれて僕は周囲に気づいた
……さっきより殺伐としてるんだけど
桜哉はいかにも混乱してるし
そして……
「えっと……この子は…… 生きてるよね……？」
かなり青白く力も抜けて 意識を失ったみたいだ
かなり血を吸ってしまったかもしれないが、流石に貧血……のはず
オトギリもシャムロックもべルキアも殺気は抑えていいよ
現に僕が噛んでも消えなかった
これで彼女はサブクラスじゃないってわかったから
シャム「……!?しかし若……」
それに僕は何もされて無い、起きているのに敵である奴が側にいて 消されようとしてるにも関わらず
僕の首を掻っ切るようなこともしなかった
……まぁ、吸血鬼だから死なないけどね
ベル「あ"あ"あ"あ"ｯｯ！…はぁ…つばきゅ〜ん、ひやひやさせないでよォ〜……」
ごめんごめん でも僕始めに大丈夫だって言ったのに……
オト「……部下が用心しないわけには……させてくれなきゃ 困りますし……」
みんな ありがとう そしてそんな感動シーンにまぎれてどこ行くのか知らないけど桜哉〜 出かけるならついでに(ハーゲン)ダッツよろしく〜
……やだって言われちゃった
あは あははは あははははははははははｯｯ
……はぁ「面白くない
あと、
ごちそうさま」
＿＿＿＿＿＿
そして椿さんがこんなまともなこと考えてるのに主ちゃんがギャグ路線っていう謎空間が出来てしまった……
更新ゆっくりになってます( ˇωˇ )……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 38人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rein(プロフ) - 蓮夜さん» コメありがとうございます！ ギャグもの好きなのでそう言って頂けると嬉しいです(*’ω’*)！ (2017年8月11日 10時) (
レス) id: ed26508a8f (このIDを非表示/違反報告)
蓮夜 - くっそおもれｴｴｴｴえ (2017年8月10日 23時) (レス) id: ab1ad8e652 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rein | 作成日時：2017年5月23日 20時
