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さっきまで迷子のように寂しそうに感じたその目は、こちらを嬉しそうに見ていた。その様子にどことなくほっとする。
「1人で悩んだり、思い詰めたり…気ままに自由に過ごしてるように見えて凄くみんなのことよく見てる、ちゃんとそこに気づけるだけの気概も持ってる。抱え込みすぎちゃうこともあるけど、それでも何とかしようって頑張ってるの俺知ってますからね。

マイキーくんがすごいいい子で頑張ってること、ちゃーんと俺しっかり見てますから。」
「…あはは、言うじゃんタケミっち」
マイキーくんがちょっとくしゃっと表情を崩した、照れくさそうな笑顔だった
俺も思わず笑顔になってしまう
「でも、またなんか無理したり責任背負いすぎて潰されそうにならないか、俺もみんなも心配してるんすからね!!俺たちがどれくらいタフなのかは俺以上にマイキーくんが分かってると思うんで、俺から言うのもあれっすけどもっと頼って大丈夫ですよ。」
「ん、タケミっち…」
「それにやっぱり楽しそうに笑ってるマイキーくんの顔が俺大好きっすよ!」
「タケミっち、…もう、わかったから」
ちょっと顔をふせる、表情が見ずらくなった。もしかして、俺なにか言い間違いとか…
少し焦ってしまう
「もう、大丈夫だから」
そういわれやっぱりどこかやらかしちゃったんじゃ…と不安になってつい意地を張ってしまった。
「な、なんすか!マイキーくんが褒めろって言ったんじゃないですか!!俺まだやめませんからね!?あと仲間思いな面とか、俺数え切れないくらい見てきたんでそれもすごいとこっすよ!そういうマイキーくんだから、俺心から尊敬してるんです!」
「〜〜っ!タケミっち!もういいから!十分だから!」
マイキーくんが慌てたように俺の肩を掴む。それでもここまで来て引けるほど俺の熱量も低くはなくなっていた
「何が十分なんすか!いっつも怪我とかはしない癖に!何も言わないで、実は心の中ボロボロになってたりしてないすか!?まだ、言ってもらわなきゃわかんないことばっかすけど、でも絶対気付いてみせるんで!一緒にいたらきっと俺、気付けるようになるかもなんで!マイキーくんが十分でも俺まだ全然言い足りないのでまだ言いますよ!俺の憧れてるマイキーくんはすごいんだって!」
「やめろ…もう………」

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設定タグ:マイ武 , 東リべ ,   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:Rein | 作成日時:2021年8月11日 4時

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