第１２０話 噂 ページ25
校舎を出たAが向かったのは、病院
吹雪の所へ戻るようだ
吹雪のいる病室をノックして入れば、彼はベッドに座りこちらに微笑む
坂本「…体調はどうだ、“士郎”」
吹雪「…！…うん、大丈夫だよ」
“お前が消えればいいんだよ”
鏡の中のアツヤに言われた言葉
その時から士郎は消えかけていた
だがそれすら見越してか否か、Aは吹雪を名前で呼ぶ
その声に、消えかけていた士郎が呼び戻され、ここに繋ぎ留められていた
頭に乗せられた優しい手が、士郎を温かく包み込んでくれる
ここにいてもいいんだと、思わせてくれる
ベッドに腰掛けているAに、横向きのままその柔らかな体にもたれ掛る
まるで母親に甘える子供のように、自分の体に身を預ける吹雪を見て
Aは昔の豪炎寺と自分を思い出していた
昔は、今の吹雪が自分の立場だったのだ
泣き虫で怖がりだったAは、よく豪炎寺に抱き付き甘えていた
少しすると、吹雪の体から力が抜け、規則正しい呼吸音が聞こえてくる。
どうやら眠っているようだ
彼をベッドに寝かせようと、背を支えるため手を回した時
カッと吹雪の目が開かれ、鋭いオレンジの瞳がAを睨みつけた
坂本「…お前は士郎に何を望んでいる？」
吹雪「お前には関係ねーよ」
坂本「なら言わなくていい。だがアツヤ、士郎はお前の兄だろう。あまり虐めてやるなよ」
余計なお世話だ、首をつっこむな
と言わんばかりにアツヤはAを睨みつけ、また目を閉じた
今度こそ、眠ったようで
Aはそっと吹雪の体をベッドへ横に降ろす
眠っている吹雪を横目に、Aはタブレットで
最近の日課にもなっている“ある情報”を調べる
坂本「！」
見つけてしまったその情報に、Aは眉をしかめる
Aの目の先に映っている情報は…
“炎のストライカー現る！？その正体は！？”
“沖縄で燃え上がる炎”
沖縄で噂になり始めた、炎のストライカーについての情報だった
坂本「まずいな…まだ、会せるわけにはいかないんだが」
静かな病室に、珍しく少し焦っているような声が響き、消えた
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アメミヤ♪(プロフ) - キキさん» ２月のキキさんへ。返信遅くなってすみません！私で答えられそうな事でしたらお答えします！ (2021年10月30日 17時) (
レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
キキ(プロフ) - アメミヤ♪さん» イナズマイレブンに関して聞いていいですか？ (2021年2月19日 6時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 夢主ちゃんが連れてかれたら、士郎の精神状態が大変なことになりそうだなと思った今日この頃← 夢主ちゃんみたいに頭の回転が早くて(良くて)ボーカーフェイスが上手くて、推理力あって、愛されている子になりたかった…←絶対無理笑笑 (2019年10月27日 22時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - オチの候補に基山ヒロトも入れたら、面白そうですねー(^ ^) (2019年10月22日 19時) (レス) id: 29705eefd3 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - あーやべー士郎可愛ええ←もうこれしか言ってない(汗 なんて言うんですか？あのー女子より女子過ぎてほんと可愛い！ (2019年10月21日 22時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年10月8日 19時
