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第七話 ページ9

「とりあえずAちゃんはどうしてここにいるの?」


途中で鼻血を出しながらも状況を説明した。

でも怪しまれたら怖いので、善逸君を知ってたということは秘密にしておく。



「そっかぁ…怖かったよねぇ?!可哀想に!!でもAちゃんめっちゃ強かったじゃん!!よくあの鬼倒せたね(泣)!!!!」


あれ私が倒した訳じゃないんだけどなぁ…



『あー!もう好きっ』



「おおおお俺の事?!?!やばっ!こんな美少女に好きとか言われたら死ぬんだけど!死ぬ死ぬ!!結婚しよう!!俺のこと好きだよね?!」


『善逸君のことですよぉぉ!!!結婚しましょう!!式どこであげましょうか?!?!』


ほんと訳の分からない会話をしていた。



「そういえば別世界から来たって言ってたけどー、家はあるの?」



『あっ…………ないっ☆』


でも善逸君と出会えただけで一生野宿して生きて行けるよ!うん!


「とりあえず今日は、藤の花の家紋の家に泊まるといいよ!!俺の仲間もいるし!!」


ななっ仲間ってもしかして!


『もしかして!たんじr((
ゴホンゴホン!!誕生日っていつー?!』


「え、急だね。9月3日だけど、もしかして!!プレゼントくれるの?!?!優しいね!!結婚する?!?!」


『うんっ!!!』


ほんと可愛いなぁ。善逸君は。

尊いなぁ。

しんどいなぁ。

私たちは藤の家向かった。


『いててて……』


「どぉぉっしたの?!Aちゃん!!!ももももしかして!首の跡って鬼に掴まれたやつ?!?!痛いってそれだよね?!?!」



『だいじょーぶ!!!善逸君が隣にいるだけで、今の状態でも腕立て5000回はできるから!!!!』


意味のわからない言い訳で濁した。


「とりあえず!!!急ごう!!!そして手当をしてもらおう!!!!」


『そそっ、そうっすね』

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作者名:天音 | 作成日時:2019年9月9日 9時

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