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第三十五話 ページ37

よし、いける!!



これなら首を斬れる!!





と思っていたら、


(シュッ)




『えっ?!』




鬼は見えないスピードで消えた。




『くそっ、どこいった?!』



すると脚に鋭い痛みが走る。



鬼は私の後ろに回り血鬼術で私の脚に刃物のようなものを投げる。



『イッタっ……』



足からはだらだらと血が流れる。


「クックックッ弱ぇ鬼狩りだなァ」




ここで負けてはいけない。






この鬼を倒すんだ。




倒さないと特別入隊の意味がないじゃないか。




みんなのために、


私を信頼してくれてる人のために。






『シィィィ…』



大きく深く呼吸をする。




『全集中。雪の呼吸。弐ノ型!』





鬼の後ろを周り今度こそと、首を狙う。





『雨露霜雪!!!』

終わり←第三十四話



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作者名:天音 | 作成日時:2019年9月9日 9時

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