第三十話 ページ32
お互いの背中をさすりながら、
泣き止むまで抱きしめあった。
善逸君の温もりを感じて、
幸せだなぁ…
としみじみ思う。
ゆっくりと私達は体を離し、見つめ合う。
「Aちゃん、めちゃめちゃ綺麗になったね!!!」
と少し照れながら私の目を見て言う善逸君。
『グハッ…』
やばい。ハートが撃ち抜かれる。
『善逸君もなんかかっこよくなった……?!』
見た目とかは特に変わってないけど、
なんか、男らしくなったというか…
「えへへっ、そんな事ないよぉ〜」
とデレデレしている善逸君。
『もう身体は大丈夫…?痛くない?』
と聞くと、
「少し痺れるけど、Aちゃんを見たらすっかり元気になったっ!!」
え、いや、可愛いかよ!!!!
『可愛い!好き!!!』
すると善逸君は少しムスッとしながら
「Aちゃんは俺に可愛いばっか言うよね!俺だって男なのにさ?」
いやだって可愛いんだもん。しょうがないじゃん!!!!
なんて本人には言えないわ…
『じゃあ、かっこいい!!!!』
と言うと、
「キャーーーーもうAたらぁっん!!」
と乙女な反応をする善逸君。
いや、変わってないなぁ笑
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作者名:天音 | 作成日時:2019年9月9日 9時