直球の愛し合い【我妻善逸】『トリップ』 (ページ28)

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第二十六話ページ28

なんやかんやで1年がたち。

呼吸も使えるようになり、

薬の調合もだいぶできるようになり、

蝶屋敷に来た鬼殺隊の怪我人の手当てなどもこなせるようになった。

特に薬の調合なんかは人並み以上で、

蝶屋敷の中でも、しのぶさんに並ぶ天才

と呼ばれるようになった。

そして、びっくり仰天。

私の力が柱やお館様に認められ、

鬼殺隊の特別入隊をすることになった。

特別入隊は滅多にする事が出来ず、最終選別に行かずとも、鬼殺隊になる事ができた。

かと言って私は強いわけではない。

ただ単に薬の調合などがしのぶさんに並ぶ天才だから((

いや、でもがちなのよ。私って結構凄い人らしい。

結構な人数の鬼殺隊士の命も救った。

もう一度言うけど、

強さは別に柱ほど強くはない。

けれど特別入隊を認められたのだ。

あのカナヲちゃんですら最終選別に行ったのに。

「Aさん！凄いね！！私より全然後に来たのに、尊敬しちゃいますよ！！」

とアオイさんに言われる。

『えっ、そんな事ないよ。私強くないし…』

褒められるって嬉しいなぁ……

「いやいや、雪の呼吸初めて見たけど、鬼でも多分見惚れちゃうって…」

『ふふっ、ありがとう！』

早く戦いたい。

あと柱に認められてはいるけど、実際に会ったことはないから会いたいなぁ。

そして、私は15歳です。

立派な女の子ですよもう。

善逸君達何してるのかな…

忘れられたかな…

もう半分私は諦めかけている、