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第二十四話 ページ26

いつものように修行をしている。




全集中の呼吸を生み出せと言われてからさらに2ヶ月ほど経つ。


未だに生み出せない。


『すぅーーーーー』


肺を使ってたくさん息をする。



しかし、しっくりくる呼吸が思いつかない。



『げほっげほっ…』

むしろむせるばかり……





毎日毎日

修行の日々が続く、


一日何回も山を走って上り下りをし、

夜中はずっと薬の勉強をし、

筋肉痛で歩けなくなるくらい筋トレをし、

腕が動かなくなるくらい刀を振り、

全集中の呼吸を毎日肺が痛くなるまでする。





それの繰り返しだった。



しまいにはしのぶさんに、大きな硬い岩を切れ、と言われた。



いやいやいや、無理無理。

炭治郎君じゃあるまいし…




切ろうとして切れるものじゃない。


なんやかんや善逸君達と別れてから一年近く経つ。






そして、



ついにこの日が来た。

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作者名:天音 | 作成日時:2019年9月9日 9時

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