第二十三話 ページ25
山の上り下りにも慣れ、
筋トレなどめちゃめちゃさせられ、
薬の勉強も徹夜でたくさんし、
2ヶ月ほど経った。
『はぁ…時間経つの早いな…』
一応こう見えてまだ14歳だからね私。
もうすぐ15歳だけどさ?
善逸君達にもまだ会えてないし…
てか帰ってこない。
大丈夫かな…死んだり……してないよね。
早く会いたい。
顔見たい。可愛いって言いたい…!!
考えれば考えるほど気持ちが溢れてくる!!
『ダメだ……!!』
首をぶんぶんと気持ちをかき消すように横に振る。
今は強くなることに集中しないと。
すると突然、
「Aさん、」
としのぶさんに声をかけられる。
『えっ?!はいぃっ!!』
びびびっくりしたぁ……
なんだろう?
「そろそろ全集中の呼吸の練習をしましょうか」
と言われた。
えっ!!!
『本当ですか?!?!やったぁっ!!』
やっと私も必殺技とか使えるのかな!!
「呼吸は色々あります。けれど、Aさん、あなたは自分で自分の呼吸を生み出して下さい。」
へ……?
とんだ爆弾発言。
『どどどっ、どういう事ですかっ?!』
自分で自分の呼吸を生み出す?
ほぇ?
「そのまんまの意味です。自分で呼吸を作り出して下さい」
自分で呼吸を作り出す…。
いやどうやって?!
「Aさん…あなたには剣士としての才能があります。もちろん薬の調合も。だからこそ、貴方自身の呼吸が私は見たい。私だけではなく、みんなそう考えているはずですよ…?だから、頑張って下さい…!」
と言われた。
いやまぁ…しのぶさんに言われたら
やるしかないよねぇ
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作者名:天音 | 作成日時:2019年9月9日 9時