あなた「善逸くん、痛いの痛いの飛んで行けー!」善逸「あ、治った(鼻血)」 ページ44
炭治郎「人がいないな、まきをさんたちがみんなを逃がしてくれたんだな。よかった」
クン……
炭治郎「禰豆子、こっちに。こっちに行ってくれ」
良力「!」
A「お兄ちゃん……?」
炭治郎「鬼の匂いが強くなってきた」
良力「行くよ!」
私たちは見てしまった
A「えっ!」
見てはいけないものを。
堕姫「なんで助けてくれなかったの!?」
妓夫太郎「俺は柱を相手にしてたんだぞ!!」
A「どういうこと!?なんで!?」
炭治郎「(まだ生きてる……)」
鬼たちは兄妹喧嘩をしていた
お前は兄妹じゃないのなんのって……
A「うるせぇんだよ!!兄妹仲良く揃ってさっさと成仏しろー!!」
妓夫太郎「お前なんか生まれてこなけりゃよかっ……」
炭治郎「嘘だよ。本当はそんなこと、思ってないよ。全部嘘だよ。仲良くしよう。この世でたった二人の兄妹なんだから。君たちのしたことは誰も許してくれない。殺してきたたくさんの人に恨まれ憎まれて罵倒される。味方してくれる人なんていない。」
A「味方してくれる人……」
私も……私もそうなのかな……
すると私の手はお兄ちゃんの手によって繋がれた
良力「今は、そうじゃないだろう?隣に俺が居る。だから、もう独りで悲しまないでまくれ、頼ってくれ。俺を。頼む」
A「お兄ちゃん……!うわぁぁっ」
本当はずっっと苦しかったよ……
誰も助けてくれない灰色の世界で一人だった
でもちゃんと私のことを見ていてくれた人がいた
それは煉獄さん……杏寿郎……あなただよ
私の一番の味方は
あとね、お兄ちゃんも……私、生きていくことを拒まない……頑張るよ!!だから見ていてね杏寿郎。
トン……
ふと杏寿郎に背中を押された気がした
妓夫太郎「梅!!」
A「!梅……?」
良力「多分堕姫かいう女の鬼の名前じゃない?人間だった頃の」
A「そっか……」
鬼の亡骸は、ハラハラと記憶と、風と共に消え去る
悲しい……ね。
でも、これが運命だから。
炭治郎「仲直り、できたかな。」
禰豆子 (。 。`)コク ( *`・ω・)
炭治郎「終わったな……疲れた……」
A「私も疲れたよー!お風呂入りたぁいっ」
良力「なら久しぶりに一緒に」
A「バカ!!///」
ねぇ、何年か先の私へ____
生まれ変わってもちゃんと生きていこうね。変わらないで、このままでいたい。
仲間を大切に想う気持ちはきっと誰かに届くから
宇隨さんが伊黒さんと話していたのは後から知った
あなた「久しぶりに御館様に会うなぁ」良力「俺は最近会った」→←あなた「親分死なないで・・・っ!!」
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作者名:雛闇 | 作成日時:2020年11月9日 22時