あなた｢善逸くん、ちゃんと禰豆子ちゃんを守ったんだね！偉い！！｣善逸「わーいっ！初めて褒められた！！」 ページ17
炭治郎「すごいひとはもっとずっと先の所で戦ってるのに、俺はまだそこにいけない。こんな所でつまずいてるような俺は、俺は･･･！煉獄さんみたいに、なれるのかなぁ･･･！」
炭治郎の嘆きを聞いていた私は、
どうしても彼が羨ましく思えた。本当に誇れる旦那だよ、杏寿郎･･･。私もあなたみたいに強く勇ましく生きていくよ。だから天国の先で見ていてね。
善逸「うっうっ･･･うっ･･･」
伊之助「弱気なこと言ってんじゃねぇ！！！」
「「！」」
伊之助くん･･･？
伊之助「なれるかなれねぇかなんて、くだらねぇこと言うんじゃねぇ！！信じると言われたなら、それに応えること以外、考えんじゃねぇ！！！死んだ生き物は、土に還るだけなんどよ！！べそべそしたって、戻ってきやしねぇんだよ！！！」
そう、だよね･･･きっと杏寿郎だってこんな私達を見て心配しているに違いない･･･。
伊之助くは泣いてても強いなぁ･･･。
伊之助「悔しくても泣くんじゃねぇ！！どんなに惨めでも、恥ずかしくても、生きてかなきゃならねぇんだぞ！！！！」
善逸「お前も泣いてるじゃん･･･。かぶり物からあふれるくらい涙出てるし」
伊之助「俺は泣いてねぇ！！こっち来い！修業だ！！」
炭治郎くんはわんわんと泣いてて私は立ち竦んだままだった。
しのぶ「そうですか、煉獄さんが･･･。(Aさん、今頃･･･。)」
蜜璃「！？」
時透「･･･」
宇隨「上弦の鬼は煉獄でさえ、負けるのか･･･。」
伊黒「俺は信じない」
玄弥「･･･」
悲鳴嶼「南無阿弥陀仏･･･」
不死川「醜い鬼共は俺が殲滅させる」
富岡「･･･そうか」
私を含め10人だった柱が9人になった。
それぞれどう思っていたのかはそれは自身しか知らない。
耀哉「二百人の乗客は一人として死ななかったか。杏寿郎は頑張ったんだね。凄い子だ。寂しくはないよ。私ももう、長くは生きられない。近いうちに杏寿郎や皆のいる･･･黄泉の国へ行くだろうから。･･･さて、あの子はそろそろ治る頃かな？あと、Aを呼び戻さなきゃね。」
かなた「はい」
私は泣くのを堪え耀哉さんの所に向かった
ヒュウ･･･
猗窩座「ご報告に参りました。無惨様。」
無惨「例のものは見つけたのか？」
猗窩座「調べましたが、確かな情報は無く存在も確認できず･･･青い彼岸花は見つかりませんでした。」
無惨「で？」
猗窩座「無惨様のご期待に応えられるようこれからも尽力致します。」
あなた｢しのぶちゃーーんっっ！！蜜璃ちゃーーん！｣しのぶ「何も言いません、泣いていいですよ。」蜜璃｢よしよし･･･！(いつもクールな子がこんなに泣きじゃくるなんて、可愛いわ！)｣→←あなた｢炭治郎くん、ありがとう｣炭治郎「えっ･･･」
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作者名：雛闇 | 作成日時：2020年11月9日 22時
