あなた「杏寿郎・・・」煉獄「胸を張って生きろ」 ページ14
猗窩座「生身を削る思いで、戦ったとしても全て無駄なんだよ。杏寿郎。お前が俺に喰らわせた、素晴らしい斬撃も既に完治してしまった。・・・だが、お前はどうだ。潰れた左目、砕けた肋骨、傷ついた内蔵。もう取り返しがつかない。鬼であれば瞬きする間に治る。そんなもの、鬼ならばかすり傷だ。どう足掻いても人間では鬼に勝てない。」
猗窩座という鬼が長々と話している時、
私は過去を思い出しながら気持ち悪くなっていた
A「ううっ・・・」
血。
見たくない、人のも、自分のも・・・!
A「おえっ・・・」
炭治郎「Aさん!?大丈夫ですか!?」
A「大丈夫・・・ありがとう・・・」
杏寿郎は目の前のことで多分私に気づけてない
でもよかった。余計なことに惑わされない方が彼の為だから。
煉獄「(Aのことは竃門少年に任せているから大丈夫だ。)俺は俺の責務を全うする!!!ここにいるものは誰も死なせない!!!!」
A「!!」
杏寿郎はそう言い放った後、私の方を見て
「大丈夫だ」と言っているかのような眼をしていた
猗窩座「素晴らしい闘気だ。それ程の傷を負いながら、その気迫その精神力!一部の隙もない構え!!やはりお前は鬼になれ!!杏寿郎!!!俺と永遠に戦い続けよう!!」
ー術式展開ー
玖ノ型、煉獄
炭治郎「!」
初めて玖ノ型を見た・・・!
かっこいい・・・。
ー破壊殺・滅式ー
伊之助「・・・!」
杏寿郎っ!杏寿郎、杏寿郎ォッ・・・!!
無事でいて・・・!!
猗窩座「死ぬ!死んでしまうぞ、杏寿郎!鬼になれ!!鬼になると言え!!お前は選ばれし強き者なのだ!!」
煉獄「!!」
私は猗窩座の言葉に少し心が揺らいだ。
過去の私はいや、今も。誰にも認めてもらっていないのだから____
鬼にでさえ、認めてもらった
彼が羨ましく思えた。
猗窩座&煉獄「オオオオオオオオッ!!」
私が過去に浸っていた頃、二人の叫び声が聞こえた。
猗窩座「(腕が抜けん・・・!!)」
煉獄「(逃がさない!!!)」
杏寿郎・・・!
A「杏寿郎!!頑張って・・・!」
煉獄「!」
炭治郎「(斬らなければ!鬼の頸を・・・早く!!)」
猗窩座「オオオオオオオオッ!!」
炭治郎&A「!?」
煉獄「(絶対に放さん!!)」
煉獄&猗窩座「おおおおおおおあああ!!」
猗窩座「どけえええええ!!」
煉獄「ああああ!!」
炭治郎「伊之助動けー!煉獄さんの為に動けー!」
伊之助「!」
私も彼の為に動けっ!!
あなた「杏寿郎!!」杏寿郎「自分を大切にし、誇って生きろ・・・!」→←あなた「善逸くん、禰豆子ちゃんを守って!!」善逸「お任せ下さいな!!!」
127人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雛闇 | 作成日時:2020年11月9日 22時