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たくさんの思い出には君がいた ページ16

それから私たちは楽しいことをたくさんした

夏になると、海へ行って、そのあとにお墓で肝試しをした

多々良兄が脅かすのに気合を入れ過ぎて、美咲が腰を抜かすほど怖がった

(猿比古と尊兄は涼しい顔で美咲を見ていた)

秋にはみんなでキノコ狩りとか、栗拾いとか、ブドウ狩りもした

沢山の何とか狩りを行った

(ちなみに全部、多々良兄の知り合い)

冬には、出雲兄と、いたいけな少女のアンナと多々良兄とクリスマスケーキを作った

私がやった割にはきれいなケーキが作れた

そして、みんなでクリスマスパーティをした

夜中まで盛り上がって、翌日はみんなで雑魚寝していた(笑)

バレンタインにはアンナと店のキッチン借りて二人でチョコづくりをした

(割と上出来。猿比古にも喜んでもらえました)

尊兄の誕生日にはドッキリをしようという事でアンナと多々良兄と私で顔面にパイを投げた

パイを手作りして

(後で出雲兄には怒られたけど)

でも、尊兄には怒らず、「…甘ぇ」とだけ言って、顔を洗いに行ってしまった

もう少しリアクションが欲しかった

と、多々良兄が残念そうにしていた

(ちなみに美咲は、「尊さんにパイ投げるのなんか、恐れ多すぎて、無理です!!」と断り、 猿比古は「甘いの嫌いなんで」と断った)

そうした楽しい日々は私の中にどんどん思い出を作っていった

この幸せは私の中に少しずつ、降り積もり、満たされた感情がとても嬉しかった

この感情は、ふわふわして、温かくて、とても、大事にしたくなる様な気持ちでとても甘かった

そして私は気付けなかった

彼の異変に

彼を見れていなかった

私が悪かったのだろう

見れていなかった→←小さな世界



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十束レイラ(プロフ) - 西條アリサさん» コメントありがとうございます!伏見、かっこいいですよね! (2018年12月17日 6時) (レス) id: 3991f2bb68 (このIDを非表示/違反報告)
西條アリサ - 面白かったです!伏見君、かっこいいです! (2018年12月16日 18時) (レス) id: 9d6400d0c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:皇レイラ x他1人 | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年11月14日 18時

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