大切な物

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マ「なぜ我々にぬれぎぬを着せた？」
ド「黙れ！王国転覆をはかる大罪人め！お目たちが私の兄、ザラトラスを殺したのは周知の事実！」
マーガレット「私は見たのです…。10年前の王国誕生祭の朝…。あなたがヘンドリクセンと共謀し、聖騎士長、ザラトラスを殺す、あるべくもない場面を」
ド「…！」
マーガ「そのことをギルに話しているところをビビアンに見つかり私たちは彼女の虜のみとなったんです」
マ「なるほど、合点がいった。ビビアンは過剰なまでにギルサンダーにご執心だったからな」
貴「ギルを人質にマーガレットを、マーガレットを人質にギルを手中に収めたってわけか、やるなあの仮面女」

以外と恐ろしいな

ハ「…嘘だ」
ゴ「すべて見せてもらった。発端は兄であるザラトラスへの嫉妬。お前の指示によってヘンドリクセンはザラトラスに毒を盛り、弱らせたところを二人で殺害。俺たちを犯人に仕立て上げると聖騎士を先導し、聖騎士長の座に就いた」
ハ「な…んで黙ってんすか？ちゃンと否定してくださいよ！貴方は俺に聖騎士を目指すきっかけを与えてくれたんですよ！？聖騎士長殺しなんて、そんな、バカな！」
ド「ヘンドリクセンはあの日を境に人が変わり、よもや、魔人族復活までたくらんでいたとは…」
　「いつしかわれらの間に生じた亀裂は深い溝となり、奴は対立する私への見せしめのように息子を殺した…！」
　「いや、息子を殺したのも、私自身の業、か」
エ「グリアモールは、彼なら生きています」
ド「グっ、うぉぉぉ！」
メ「終わったな！これで一件落着だ！」

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