大切な物

００９ ページ11

貴「いやな感じね…。あれは…！アーサー！！」
ア「A！あれは！？」
貴「あれはたぶん、十戒のおもちゃ、アルビオンだわ」
ア「十戒？」
貴「説明は後で」
兵「A様！アーサー様！例のものが活動を始めたようです！どうしますか？」

どうしますかと言われても…

明らかにこちらの戦力は足りていない

さて、どうしよう

ア「騎士及び聖騎士見習いは民の保護と避難に努めよ！」
　「そして聖騎士に次ぐ！遠距離魔法の聖騎士は対象物を囲むように散開！」
　「近距離魔法の聖騎士は私と共に正面で構えよ！」


おおー

アーサー、てきぱき指示出してるねえ

兵「アーサー様！キャメロット上空に謎の物体が！あれは鳥？いや…」
貴「何、あれ？」
ア「あ、あれは…空飛ぶブタ！？」
貴「(メリオダスじゃね？マーリンともう再会！？早っ)」
兵「一撃で城門を破壊！」
ア「いや、待て。マーリンとAの仕業だ！」
兵「おお！」

張っといて、正解だったー


貴「でもこの距離をカバーする分、防御力は落ちんだよね」

ドンッ

ドンッ

貴「今ので消えた」
ア「対空魔力一斉掃射！」
　「王都に微塵の被害も出すな！」
兵「手ええ！」
貴「んっ！」
兵「敵弾焼失！」
ア「よくやった！」
兵「ですが、次は持ちません！」
ア「全員退避！！」
兵「間に合いません！皆、アーサー様とA様をお守りするのだ！」
ア「逃げてくれ！」
貴「むぅぅぅぅ」

ドンッッ！！


貴「やっぱり来ると思った」
ア「メリオダス殿！」

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