第5話 ページ5
風｢っ、えっ｣
颯｢コイツ、ずっと目瞑っとるからわかったと思うけど
目見えへんから、いじめられてたねん。
綴はまだ大丈夫、って言うとったけど、
父ちゃんと母ちゃんが
無理しよったらあかん
って言いよって
もうずっと学校行っとらん
俺は年中綴と一緒におらんといかんから
俺も学校行かんくなったんや
別に、行かなくさせられた訳やないねん。
自分の意思でやってん。｣
風｢．．．．．．そうだったんだ。｣
綴｢転校生だから、まだ聞いてなかったのかもしれんね。
そや、俺らゲームめっちゃ強いで。
風希もしよや。｣
風｢え!?目見えないのにゲームどうやってすんの!?｣
颯｢音と感覚｣
風｢わ、すご。良いな。｣
綴｢スマ○ラとボンバー○ンとマリ○カート
どれやりたい？｣
風｢マリカ。俺、カロンやとめっちゃ強いで。｣
綴｢よし、じゃ俺キノピオにしとく。
えーと、何番目だっけ．．．｣
颯｢あと2個下。｣
綴｢あ、ありがと兄ちゃん｣
風｢2人、仲ええな。｣
颯｢せやろ。｣
綴｢風希、俺こことこことここのコースしか
覚えてないから、これのどれかでも良い？｣
風｢うん、勿論。｣
颯｢お前、何か優しいな。｣
風｢え？いや、だいたい皆こうだろ？｣
颯｢確かにそうなんやけどさ、
風希はなんか、ちゃう。
お前学校でモテるやろ。｣
風｢．．．そんなん自分で言うわけないやん｣
颯｢あは、からかっただけやわオモロこいつ｣
風｢あ"あ"あっ！颯が茶化すから
あるって
わかってたバナナ轢いちゃったじゃん！？｣
綴｢あははははっ ｣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
颯｢風希ー。今日俺ん家来てくれてありがとうな。｣
風｢いや、俺こそ
ランドセルの中身集めてくれてありがとう｣
綴｢はいっこれ。俺らの
電話番号書いてあるから。
何かあったら電話してな。｣
風｢あ、じゃ俺も！
これ、番号書いた！
遊べる時電話するね。｣
母｢ゆーき君、今日は遊んでくれて
本っ当にありがとね〜
2人とも貴方が来てくれて喜んでるわ。｣
風｢いえいえ、こちらこそ。
急に来たのに
良くしてもらってありがとうございました ．．．💦
綴。次はマリカ勝つわ。｣
綴｢そっち兄ちゃんや風希｣
風｢颯。次はスマブ○で対決しよや｣
颯｢風希、そっち綴やよ｣
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作者名：いいとも。 | 作成日時：2022年4月6日 1時
