第４１話 気持ち ページ44
世宇子中の移動バスに乗り、鬼瓦・Aと共に病院へと向かった世宇子イレブン。
全員が病院で検査を受けるが、今のところ彼らの体に害はない様子。
医者「問題ないとは思いますが…念のため、１週間は様子を見てください」
坂本「分かりました」
診療室を出たAは、彼らの待つ別室へ向かい医者の言葉を伝える。
A「１週間は、自分の体の些細な事も見逃さないように。違和感があればすぐ俺か鬼瓦さんに連絡するんだ」
アフロディ「うん。…最後までありがとう、A」
早く帰るよう言い残し、部屋を出たA。
廊下を歩いていると、後ろから近づいてくる足音。
振り返らず足を進めていれば、その人物が後ろからAを抱きしめた。
美しい金髪が見えた事で、その人物がアフロディだと分かる。
アフロディ「世宇子にいて欲しい、って言ったら…君を困らせちゃうよね」
坂本「分かっているじゃないか。悪いが俺は帝国に戻る。あそこにも俺の大切なチームがいるからな」
その答えにアフロディはAの体をギュッと抱きしめ、首元に顔を埋める。
アフロディ「……好きだよ、A」
坂本「何回も聞いたな、その台詞」
アフロディ「前までは、ただの興味心だった。でも今は心から言える……僕は本気で、君が好きだ」
坂本「……俺は、お前の望む答えを返せない。だが…」
そっと、回された腕に手を添えるA。
坂本「その気持ちは嬉しい。ありがとう、アフロディ」
アフロディ「！君は、ズルイね……Aには好きな人がいるのかい？」
坂本「？いいや、いないよ。それどころではなかったしな」
その返事を聞き、アフロディはフフッと笑いAを離すと
今度は正面に回って、跪いた。
アフロディ「なら僕にもまだチャンスがあるって事だ」
Aの右手を取り、その手の指に１つ、甲へ１つキスを落とした。
アフロディ「じゃあねA、また会いに行くよ」
坂本「…またな」
アフロディに別れを告げ、今度こそAは病院を去っていった。
そして向かうのは、ここではない稲妻町の病院“稲妻総合病院”。
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アメミヤ♪(プロフ) - マナさん» 返信お待たせいたしました！コメントありがとうございます！私が小説を書くときは、長台詞にならない事、想像しやすいような描写、書いていなくてもその時の心情が分かるような表現、流れのテンポ、行動の意味のつじつま、などを心がけています！言うだけはタダ！ (2021年10月30日 17時) (
レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 作品読んで感動しました、どう作品書いてらっしゃるか教えてほしいです！ (2021年9月14日 20時) (レス) id: 3e93b35eb1 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 初めまして！作品観覧させて頂きました！！夢主ちゃんはプロジェクトZ？と関わってるみたいですね。しかも、鬼瓦さんとも知り合い(？)みたいですし続き楽しみにしてます！！更新頑張ってくださいね！ (2019年9月8日 10時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 初めまして作品見ました。これからも頑張って更新してください！(^^) (2019年9月4日 0時) (レス) id: d7bac13e1b (このIDを非表示/違反報告)
水銀(プロフ) - 上手く言えないのですがめちゃくちゃ好きです…主人公は本当は豪炎寺の事を大切に思っているのが伝わりました…！これからどうなっていくかとても気になります！ (2019年8月28日 3時) (レス) id: 78abf1c607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年8月25日 19時
