第３１話 おにぎり ページ34
練習をしていた雷門中に現れた、世宇子中キャプテンのアフロディ。
彼らは警戒の目をアフロディに向けている。
アフロディ「円堂守くんだね？改めて自己紹介させてもらおう。世宇子中のアフロディだ。
君の事は影山総帥から聞いているよ」
影山という言葉に、彼らの警戒心は高まる。
そしてアフロディは、自分達のために試合は辞退した方がいいとまで言いだした。
アフロディ「だから練習も止めたまえ。神と人間の間の溝は練習で埋められるものじゃないよ。無駄な事さ」
円堂「うるさい！！」
アフロディ「ん？」
円堂「練習が無駄なんて誰にも言わせない！！練習はおにぎりだ！！俺達の血となり肉となるんだ！！」
アフロディ「…あはははっ上手い事言うね！なるほど…練習はおにぎりか…フフッ」
円堂「笑うところじゃないぞ」
アフロディ「しょうがないなぁ…じゃあ、それが無駄な事だと証明してあげるよ！！」
アフロディは空高くボールを蹴り上げ、一瞬でそのボールの上まで移動すると
本気でない事を示すように、軽くボールを蹴り放った。
円堂「だぁぁっ！！くっ……うわぁっ！！」
「「円堂！！」」
玉は弾いたが倒れてしまう円堂に、雷門イレブンが駆け寄る。
円堂「っ…どけよ！！こいよ…もう一発！！今の本気じゃないだろ…本気でドンと来いよ！！」
フラフラと立ちあがる円堂だったが、足が震え地面に膝をついてしまう。
アフロディ「あははっ！！面白い…神のボールをカットしたのはきみが初めてだよ。彼女が言うだけの事はあるようだ…」
“彼女”という新たな人物の存在に、鬼道や豪炎寺は眉を顰める。
アフロディ「決勝がすこし、楽しみになってきたよ」
桜が舞い、気が付くとそこにアフロディの姿はなかった。
世宇子のほんの１部であろう力を目の当たりにした彼らだったが、その瞳に諦めの文字はない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 333人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アメミヤ♪(プロフ) - マナさん» 返信お待たせいたしました！コメントありがとうございます！私が小説を書くときは、長台詞にならない事、想像しやすいような描写、書いていなくてもその時の心情が分かるような表現、流れのテンポ、行動の意味のつじつま、などを心がけています！言うだけはタダ！ (2021年10月30日 17時) (
レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 作品読んで感動しました、どう作品書いてらっしゃるか教えてほしいです！ (2021年9月14日 20時) (レス) id: 3e93b35eb1 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 初めまして！作品観覧させて頂きました！！夢主ちゃんはプロジェクトZ？と関わってるみたいですね。しかも、鬼瓦さんとも知り合い(？)みたいですし続き楽しみにしてます！！更新頑張ってくださいね！ (2019年9月8日 10時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 初めまして作品見ました。これからも頑張って更新してください！(^^) (2019年9月4日 0時) (レス) id: d7bac13e1b (このIDを非表示/違反報告)
水銀(プロフ) - 上手く言えないのですがめちゃくちゃ好きです…主人公は本当は豪炎寺の事を大切に思っているのが伝わりました…！これからどうなっていくかとても気になります！ (2019年8月28日 3時) (レス) id: 78abf1c607 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年8月25日 19時
