第６話 練習試合 ページ9
翌週、雷門から練習試合を受理された帝国は
帝国のバスに乗り、雷門中へと赴いた。
影山から、ベンチで試合を見ていろと言われたAだったが
バスから降りるのに一瞬の抵抗が生まれる。
選手達が降り、グラウンドへ向かう中
Aもそっとバスを降りて、なるべく気配を消しベンチへ歩いて行く。
坂本「………」
グラウンドの外を見渡すが、そこに今回の目的である“彼”の姿はない。
……いや、見つけた。
木の下にいた彼は、驚いた表情でAを見ていたのだ。
目が合ったAは表情を変えぬまま、グラウンドへ視線を戻す。
ウォーミングアップと称したその時間、帝国の実力を嫌というほど見せつけられた雷門。
ほとんどの選手は怯えてしまったようにこちらを見ていたが
キャプテンである円堂は、むしろワクワクしている様子。
坂本(さて……彼は、出てくるのかな)
試合が始まり圧倒的な展開の中
Aはつまらなそうにグラウンドを見ていたが、木の傍にいた豪炎寺に目を向ければ
彼は険しい表情で試合を見ていた。
『俺は、サッカーをやめる』
『！え…ど、どうして……？』
『俺は夕香が目を覚ますまで、サッカーをやらない』
『修也……』
坂本「………」
「「デスゾーン！！」」
その声にAが我に返れば、必殺技を喰らい円堂が倒れた。
だが彼は、立ちあがる。
円堂「まだまだ……まだまだ終わってねぇぞ！！」
しかし諦めずとも、攻められっぱなしの雷門。
成す術もなく、ただ傷が増えていく。
そんな中で、唯一立っていた目金が１０番のユニフォームを脱ぎ捨て逃走。
思わずAは溜息を零すものの、円堂が異常なだけであれが妥当な反応か。と今までの試合を思い返していた。
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アメミヤ♪(プロフ) - マナさん» 返信お待たせいたしました！コメントありがとうございます！私が小説を書くときは、長台詞にならない事、想像しやすいような描写、書いていなくてもその時の心情が分かるような表現、流れのテンポ、行動の意味のつじつま、などを心がけています！言うだけはタダ！ (2021年10月30日 17時) (
レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 作品読んで感動しました、どう作品書いてらっしゃるか教えてほしいです！ (2021年9月14日 20時) (レス) id: 3e93b35eb1 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 初めまして！作品観覧させて頂きました！！夢主ちゃんはプロジェクトZ？と関わってるみたいですね。しかも、鬼瓦さんとも知り合い(？)みたいですし続き楽しみにしてます！！更新頑張ってくださいね！ (2019年9月8日 10時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 初めまして作品見ました。これからも頑張って更新してください！(^^) (2019年9月4日 0時) (レス) id: d7bac13e1b (このIDを非表示/違反報告)
水銀(プロフ) - 上手く言えないのですがめちゃくちゃ好きです…主人公は本当は豪炎寺の事を大切に思っているのが伝わりました…！これからどうなっていくかとても気になります！ (2019年8月28日 3時) (レス) id: 78abf1c607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年8月25日 19時
