第３４話 お気に入り ページ37
試合が始まり、圧倒的で一方的な展開の中
アフロディはAとアイコンタクトを取ると、ボールを外に出し全員で水分補給を行う。
それに違和感を抱いた雷門マネージャー３人は、その情報を探るため
世宇子スタジアムの奥へと侵入するようだ。
坂本「………」
ベンチを離れ、中へ入っていく彼女達を横目に見ていたAは
グラウンドに視線を向けたまま、スマホの入ったポケットへ手を入れ
密かに何処かへメッセージを送る。
彼女達が息をきらし戻ってきたのは、丁度前半が終わる頃だった。
そしてベンチで、自分達が聞いた事の全てを円堂達に話す。
円堂「神のアクア…そんなものをサッカーに持ち込むなんて」
夏未「円堂くん…」
円堂「大丈夫！俺はやれる、やらなきゃならない。俺達は世宇子のサッカーが間違っている事を示さなくちゃいけないんだ！」
頷く雷門。
そして豪炎寺もまた強く頷くが、“何故だ”と問いかけるように
世宇子のベンチでアフロディと話す彼女へ目を向けた。
坂本「それぞれに合った分量にしたから、間違えて他人のを飲むなよ」
アフロディ「ありがとうA。君が来てからはより神のアクアが効果的に感じるよ」
ヘルセ「だけど、後半戦を戦うなんて初めてだな。Aさんの言った通りだ」
坂本「だから言っただろう。雷門は俺のお気に入りだからな、前半で終わる奴らではない」
雷門を褒めるようなAに、アフロディはムッと顔をしかめる。
アフロディ「この試合が終わったら、もう君の心に雷門なんて入り込めなくしてあげるよ」
坂本「ほう、楽しみにしている」
嫉妬にも似た、怒っているようなアフロディの言葉に
Aは口角を上げ、面白そうに言った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 333人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アメミヤ♪(プロフ) - マナさん» 返信お待たせいたしました！コメントありがとうございます！私が小説を書くときは、長台詞にならない事、想像しやすいような描写、書いていなくてもその時の心情が分かるような表現、流れのテンポ、行動の意味のつじつま、などを心がけています！言うだけはタダ！ (2021年10月30日 17時) (
レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 作品読んで感動しました、どう作品書いてらっしゃるか教えてほしいです！ (2021年9月14日 20時) (レス) id: 3e93b35eb1 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 初めまして！作品観覧させて頂きました！！夢主ちゃんはプロジェクトZ？と関わってるみたいですね。しかも、鬼瓦さんとも知り合い(？)みたいですし続き楽しみにしてます！！更新頑張ってくださいね！ (2019年9月8日 10時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 初めまして作品見ました。これからも頑張って更新してください！(^^) (2019年9月4日 0時) (レス) id: d7bac13e1b (このIDを非表示/違反報告)
水銀(プロフ) - 上手く言えないのですがめちゃくちゃ好きです…主人公は本当は豪炎寺の事を大切に思っているのが伝わりました…！これからどうなっていくかとても気になります！ (2019年8月28日 3時) (レス) id: 78abf1c607 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年8月25日 19時
