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坂本「鬼道、話しがある」
鬼道「！…あぁ」
夕食後、食堂で鬼道に告げたA。
その表情を見てなんとなく話しを察した鬼道は、誰かが邪魔をしに来る事を心の底から願いながら
Aと共にAの部屋に向かった。
鬼道の願いが叶う事なく、真っすぐに着いてしまったAの部屋。
Aに促され、イスに座った鬼道は
ベッドに座るAに目を向けて待つ。
坂本「突然すまない。…交際の事だ」
鬼道「……」
いつかは、この話がくると分かっていた。
だができる事ならば、きてほしくなかった。
坂本「ＦＦＩが始まるまでも、危険はなかったようだし、今はこっちで生活する事になるから、俺に好意を持つという奴もいない。…終わらせよう、鬼道」
鬼道「…本当の恋人には、なれないのか」
坂本「すまない」
この交際期間の間で、なんとか自分に好意を向けようと
初めての“彼女”という存在に、何をしたらいいものか分からないなりに“彼氏”として尽くした。
だがやはりそれでも、彼女が振り向いてくれる事はなかったようだ。
そもそもの話、この関係になるきっかけである
帝国の“告白しようとしている生徒”の話も“ストーカー紛い”の生徒の事も、“過激派”の事も
全てはこのチャンスを作るための、鬼道の嘘だった。
…いや、正確には“本当の事”を少し盛って話したのだ。
自分を信頼してくれているAを騙す事に抵抗があったが
それでも、自分に振り向いてほしかった。
大逆転の可能性を作るチャンスが欲しかったのだ。
坂本「お前は、彼氏としては十分すぎる男だ。将来の旦那としても、きっといい男になるのだろう。
だが、それでも…お前を、俺の一番にする事ができない」
鬼道「……」
坂本「ありがとう、鬼道。俺を守ってくれて。俺の為にしてくれた事も、本当に嬉しかった」
鬼道「…礼は言うな。俺はお前を騙していたんだからな」
坂本「？」
鬼道「お前がこの交際に頷くきっかけになったあの話は、全て嘘だ。元々お前に危険など迫っていなかった」
坂本「！」
鬼道「まあ、お前が密かにモテているのは本当だがな」
フッと笑う鬼道だが
その表情はやはり少し暗く、自虐にも見える。
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Ayaka(プロフ) - 冷酷無情シリーズ大好きです！オリオン編からでも、作るのは難しいかもしれませんが更新してくだされば嬉しいです！また作品が更新されるのを楽しみに待ってます^_^ (10月9日 19時) (
レス) id: de4c1d5b4a (このIDを非表示/違反報告)
染岡さんの愉快な仲間たち(プロフ) - いなごも出てほしい。坂本さん (2020年6月19日 22時) (レス) id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - それから、この小説とアメミヤさんをずっと応援しています！！アメミヤさんが小説を続けているだけで私は救われます！！これからも頑張って下さい！ (2020年5月17日 20時) (レス) id: ccd4ae1561 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - リクエストの要望を聞いてくれてありがとうござます！アメミヤさんの小説は、私には予想外のストーリーでとてもワクワクした小説です！私にとってこの小説は、とても大切で、希望を与えてくれる小説です！！これからも体に気をつけて頑張って下さい！ (2020年5月17日 20時) (レス) id: ccd4ae1561 (このIDを非表示/違反報告)
風間 貴利丸(プロフ) - キスして元通りは予想外でした笑 ありがとうございました！ (2020年5月17日 17時) (レス) id: 51aa447cc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2020年5月6日 15時
